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Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真のブログ @なんと20周年

NEC LAVIE Note Mobile PC-NM150GALレビュー

この記事は7年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

車検の見積もりを取りまして。思ったよりも安く済みますのでパソコン買いました。(マテ

購入動機とか

同上。

あとはサブPCとして使っているマウスコンピューターのアレの液晶がちょっとの衝撃で乱れるようになったのが主な要因。

機種選定

もともとはGPD Pocketを買う予定でしたが、発表当初から当機が気になっており、母の使用するコンピュータを買ったポイントをいただきまして。それを使うとGPDとの差額が2万円程度だったので思い切って買ってしまいました。(ポイントなしで97660円でした。)

それとASUSのUX310UQとも検討しましたが、性能よりサイズを優先してこちらに。

商品写真

外箱。大きさが全然わかりませんが、まぁそんなに大きくないです。

それにしても実はNECのPCは自分で買ったのは初めてで、家族で買ったのも高校生くらいの時に中古のデスクトップを妹に買ったくらいで。もうすでに10年以上前の話になりますね。ノートパソコンに限れば小学校入学当初に父が使っていたPC-9801Nなんとかを譲ってもらって使っていた以来なので実に20年ぶりとなります。その時に父が買ったPC-9821Cb2/Tの箱は自分が入れたので、それから考えるとパソコンもえらく小さくなりましたなぁ(そう言い残すと彼は静かに息を引き取った――。

PC以外の内容物はACアダプタにOfficeのシリアル番号と取扱説明書に注意書きやキャンペーン広告など。

最近のPCの同梱品としては多いほうですかね。

商品外観

天板はいたってシンプル。

変なミラーがはめ込まれていて。女子高生とかがちょっと前髪を直すくらいなら使えるので機能性は高い(マテ

裏面もシンプルで、ゴム足と銘板、いくつかのねじにスピーカーしかありません。

昔のパソコンは底部なんて穴だらけでしたのにね。

キーボードはこんなかんじで、ちょっと変態配列ですが基本的な文字キーの位置はおおむね変わっていない模様。

肝心のコントロールキーの位置は左側。というかこちら側にはFnキーがないので、操作性は抜群です。(とはいえ最近はFnキーが左のキーボードにもずいぶん慣れました。)

じゃあFnキーはどこかというと右側にあります。ちなみに右Alt・右Ctrlキーはありません。この辺りは人によっては問題になることもあると思います。

しかし半角全角キーがこの位置にあり、ちょっとアレ。

タッチパッドは一枚板型、下部が左右ボタンとなっています。使い勝手としてはちょっとドラッグがしにくい所が糞。もうほんと糞。とはいえ、タップベースで操作をすればそこまで難があるというほどでもない。(というかトラックポイント派なのでそもそもタッチパッド自体が糞!)

電源ボタンは右上にあり、その近くに電源・バッテリー充電・CapsLockキーのインジケーターがあります。もはやSSDでHDDですらないのでHDDアクセスランプなんてありません。そもそも強制終了も稀になってきてほぼ必要ないしね。

本体背面にすべてのコネクタを集結してくれていて机がすっきりする仕様。背面コネクタ式は人によっては嫌がる人も居ますが、個人的には左右がすっきりするのでこちらの方が良いです。

HDMIは4k30pまで対応しているようです。チップセット自体は4k60pまで対応らしいので、HDMIじゃなくてDisplayPortを出していてくれれば4k60p表示できたのでしょうが。

ちなみにサイドと前面には何もないので省略します。

電源は平型タイプ。このコネクタ形状を採用するならせっかくだからUSB-Cとかにしてくれればよかったのに。

SDカードは完全に引っ込むタイプなので常設のサブドライブとしても使えます。

ちなみにUSBは2ポートで両方3.0です。片方は電源オフでの給電に対応しています。

厚さは18.5mmで最近のPCとしては厚め。

大きさの比較用にCDを置いてみました。おおよそCD2枚分といったところでしょう。

もともとサブで使っていたマウスのPCとの比較。なかなか小さいですな。

同じ11.6インチのU24Aとの比較。一回りくらい小さいです。

最後にEeePC 901改も乗せてみた。縦幅はほぼ同じ、横幅が少し長い程度ですな。なかなかコンパクトにまとまっています。

画面は11.6インチフルHDのIPS方式のIGZO液晶。ところでSHARP製といううわさがあるのですがMonitorInfoViewerで見るとLQ116M1JX06という型番が確認できまして、LQから始まるのはSHARP製の可能性が高いですな。

 

しかし光沢液晶も久しぶりですが、今回は保護シートを買ってみました。届いたら追記します。

非光沢液晶保護シート貼り付け(2017年12月29日追記)

購入したのはナカバヤシのPC用フィルム 高精細反射防止 11.6W SF-FLH116Wで値段は1100円ちょい。

貼り付けたところ、反射もなく非常に高精細でギラつきもない美しい液晶になりました!なんでこの状態で最初から売ってくれないんでしょうか。

画面下部にカメラがあります。使わないのでレビューはありませんが画像はまぁ「おまけ」レベルでした。

ACアダプタは手のひらサイズ。

性能レビュー

CPUはIntel Pentium 4410Yで第7世代のIntel Coreプロセッサがベースになっています。

メモリは4GBで正直少ないと思いますが、まぁ一般的な用途なら問題ないでしょう。

ストレージはSSD128GB。デバイスマネージャによるとサムスン製のMZNTY128HDP-000L1というものが搭載されていて、サムスン製のSSDということがわかります。これはロットによっても違うかもしれません。ちなみにSSDについてググると換装している人が居ます。

SSDのベンチスコアはまぁ今どきのS-ATA接続なSSDとしては普通ですが、十分高速でしょう。ひょっとしてメインPCについているものより早いのでは。

正直高性能なPCではありませんが、少なくともマウスのアレよりは性能が高いようです。とはいえあと2万円出せばCore m3モデルが買えますので、どうせ買うならそっちにしたらいいです。(なんで買わなかったか?それは帰ってから気づいたからさ♪

まぁこんな感じ。

YouTubeの4k動画もほとんどコマ落ちなく見られます。ただし、たまに止まることがあるのは回線のせいでしょうか。CPU負荷はおおむね中盤を行き来していまして、これは購入当初で裏でWUが動いていましたのでこの程度になっていますが、実際のところ落ち着いて、夜間などの回線がすいている時間帯ではコマ落ちもなく見られます。

ニコニコ動画も少し負荷が高めですね。とはいえコマ落ちはほぼないので。普通に見ておくうちは問題ないと思います。ニコニコベンチやら今後高画質化されるとわかりませんが。

FFベンチに関しては非常に残念なスコアになっています。しかし、マウスのCeleronがもう少し出ていたのですが、何か違うんですかね。まぁモバイル用CPUのGPUですからなぁ。こんあんもんなのかね。

比較用として同じ設定でメインPC(Ryzen 1700X GTX1050Ti)でやってみましたらこんなんでした。

ちょっと古めのFF11ベンチマークを走らせてみた結果はHighで4880のスコア。Lowでは6800前後でした。(2017年12月29日追記)

Photoshop CCでRawを編集してみましたが、写真にモザイクや文字の追加といった軽作業であれば特にストレスなく作業できます。

ちなみに液晶も非常にきれいなので、Raw現像に関しては、カメラの画素数が2000万画素程度で時間がかかってもよいのであれば、やってやれないことはないのではないでしょうか。

フルHD解像度がありますので、2つのウィンドウで作業をしてもそれなりに余裕があります。

ちなみに当然ですがOfficeも問題なく動きます。

マンガの閲覧もよい感じ。

ちなみに4kディスプレイにつないでみました。30pなので少しカクつきますが、もたついてはいないのでなかなかのものです。

最初からIPSを謡っているので、当然ですが視野角は広いです。

下から見ても少し色変位のある視野角がありますが、申し分ないです。

倍率100%での表示。例の28インチ4k液晶より少し小さい程度でしょうか。(190dpi)

なお、このPCはファンレスモデルなので、それなりに熱くなりますし、熱くなれば性能も当然下がります。なのでなるべく金属製の机の上で使うことをお勧めします。(とはいえゲームでもしない限りそんなこと気にする必要はない)

 

総合評価

まだいろいろとみてない部分もありますが、一応形になるレベルなので公開しました。っていうかWindowsのアップデートがかかって暇なので記事にしました。

性能としては決して高いPCではなく、どちらかといえば携帯性に特化したPCといえます。しかし、このサイズのPCではそれなりに高性能で事務作業やインターネット閲覧などの軽作業が中心なのであればメインPCとしても十分使えると思います。

SSDが128GBなのとメモリが4GBなのが少し残念ですが、それでも不足はない程度でしょう。

ところでこのPCもそろそろモデル末期で非常にお安くなっていますので、なかなかよろしいのではないでしょうか。

ちなみにNECによるとこのPCは学生の一人暮らしが持ち運んで使用するように作られたとのことですが、実際にその程度の利用であれば苦になることはないでしょう。(PUBGを遊ぼうなんて馬鹿な考えは捨てろ)

FF11ベンチでH4000 L6000後半のスコアが出ていますので、最近のゲームは無理でも2000年代初期に登場したオンラインゲームか、ブラウザゲーム程度なら不足なく動くと思います。

音質

背面スピーカーに関してはまぁこんなものなのでお察しください。

ヘッドフォンをつないだ状態に関しては、それなりの音質があるようで、分離もよく、MDR-1R程度の負荷の軽いヘッドフォンなら十分鳴らせる性能はあります。正直中華DACやアンプを買うくらいならオンボードサウンドで十分でしょう。

性能を考えると10万円前後というと少々高い気もしますが、Officeがついているのでその分を差し引き、8万円台のPCと考えると十分な性能だと思います。

ちなみに付属ソフトはNEC製の設定ツールやリカバリ作成ツールと変なツールがいくつかあるくらいで以前のように使いもしないソフトが大量にあるようなことはないです。そういえば使いもしないといえばなぜかDVD書き込みソフトがついてましたね。リカバリメディア作成の関係でしょうか。どうせならDVDプレイヤーくらいつけてくれればいいのに。

またいつものようにもう少し使い込んだら追加します。

バッテリーの持ち(2017/12/29追記)

ということで高負荷で3時間ちょっと持ちます。ほぼGPU100%張り付き、GPUも半分以上という状態でこのスコアはそこそこですね。まぁこの手のCPUのはアイドリングの省電力が強いので高負荷時はこんなものでしょう。

ならばアイドリングに近い作業はというと。

という結果でしたので概ね8時間程度は利用できる事になります。思ったより伸びませんが、メーカー公称値はJEITA2.0準拠の画面輝度最低らしいので、ほとんどアイドルで画面も明るい場所では見えないような輝度で潜水艦の中くらいでしか使えないような条件ですのでまぁ無理もないでしょう。いくらIGZO液晶と言っても、画面の電力の大部分はバックライトの消費電力ですしね。

というわけで持続時間は公称の半分程度を目安にしておけば良いと思います。とはいえOfficeがついて10万円クラスのノートでここまで持てば上等でしょう。

更新履歴

  • メーカーサイト掲載終了につき製品情報へのリンクを更新
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