ナナオのFORIS FS2332-BKを買いました。

それにしてもいつも画面が暗いのは暗めが好きだってことにして！
どうしてもまたナナオの液晶を買いたくなったので安めでヨサゲな液晶のFORIS FS2332-BKを買いました。

ナナオの液晶は2台目で、2007年くらいにS2031Wを買ったのですが。
あの液晶も当時のナナオ製液晶としてはTNパネルを除いて破格の部類で6万円（確か61000円くらい）もしたんだぜ？それから考えればこのモニタが32,932円。だいたい半額で変えてしまうとか時代というものは恐ろしいです。それに比べて値段の下がらないレンズ。やはり資産として持つならレンズだと思います！

IPS（S-PLS）方式なのでTNみたいに角度によっては見るに耐えなかったり、VAみたいに角度によっては残念な絵になったりしないのでいいですね。いや、TNには応答速度、VAには黒の締まりだとかの優位性があるのですが。応答速度は並で黒の締りもバックライト漏れの起きやすいIPSとしてはVAには劣るがかと言ってVAの黒は締まりすぎて逆に不自然なところもありますし、液晶の中で最高峰はIPSだといっても過言ではないかも知れない。これ以上を求めるなら有機ELに行くしか無いでしょうね。ただ、あちらも寿命という問題点がありますし、フルHDのパネルはソニーのマスターモニターが19インチで50万円くらいとかなりお高いですが。
HDパネルで5インチくらいでいいならサムスン製の安いのが携帯に搭載されています。

操作は入力切替に音量調節。電源とかなり少なく、リモコンで操作します。
リモコンつけるくらいなら本体で操作できるようにしろと思う所ではありますが…。
一応専用ソフトを入れることで操作できるのでよしとしますかね。

これがリモコン。

ちなみにこの液晶には超解像技術なるものがついていますが。

これが全く手を加えてない宮崎のどか

これがレベル５の宮崎のどか。
まぁ、超解像技術なんていうのはだいたいすごい輪郭強調なのであんまり期待していませんが、
PS3のアプコンとどっちが綺麗かってレベルのもんですね。写真だと腕の関係でかなりいい感じに見えてますが実際はそうでもない。遠くから見ると結構いい感じに見えるのかも知れませんが、そもそも遠くからならあってもなくても同じというね。

単体で比べるのもアレなのでうちのミツビシ（RDT233WLX 2.3万円）と比較してみた。
写真ではミツビシのほうがちょっと明るめに写っていますが、実際ちょっと輝度設定が高かったです。
でもそれを考慮してもやはりナナオのほうが綺麗ないろが出ています。一応どっちも8bitパネルで10bit-LUTなのだけどな。スマイルプリキュアで例えるならナナオのやつがやよいちゃんでミツビシがみゆきちゃんでしょうか。あかねちゃん…ほどははっちゃけてません。

ちなみに前話したグレースケールの画像も素晴らしい出来です。

ちなみに液晶のアップはこんな感じ。クリックで拡大します。（この記事の写真は全部拡大するんだけど）

あとはあんまり実写は見ないのでどうでもいいのですが、結構肌がいきいきしてていいですね。
あんまり肌がいきいきしてる映像ソースが無いのでアレですが。

と、褒めてばかり居るのも何なのでちょっと欠点を。

１．調整機能が微妙
S2031の半額なのでアレだが、輝度が画面本体で変えられないのとか、リモコンが若干微妙だったりするのでそのへんが気になるのならもうちょっと上位のFlexScanを買ってください。それか少々品質を犠牲にしてミツビシへ。

２．若干安っぽい
いや、安っぽいというか安いんですが。ミツビシの液晶は安いなりにそれをうまく隠そうとしてますがこっちは価格相応に見える。ただし、あくまで外見上の話であって、机を揺らしてみたりちょっと角度を変えようとしてみたりした時とか頼りないのはミツビシの方でナナオの液晶はしっかりしていますが。しかもナナオの台座は他と違ってちゃんとネジ止め出来るようになってますし。作りはしっかりしているのですがね。

３．音質が残念
モニター付属のものならこんなものか…むしろよく鳴っている方だと思いますが。
描画性能を前面に押し出しているFlexScanシリーズならともかく、一応エンターテイメント向けとうたっているんだからもう少しましなスピーカーをですね…。

というカンジでなかなかいいものでしたと。HDMIも2系統あってD-Subもありますし。
なんといってもナナオの品質がこの価格で買えるのですからね。まぁ、ナナオといえば昔から定点ドット欠けやらこのモニタでも不具合起こしてるから悪い意味でもナナオ品質なわけですが…。
いや、でもきちんと映る部分の画質はピカイチだから。そこんところ勘違いしないでよね！