さくらのジャンク箱ロゴ

Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真の備忘録てきなブログ @なんと20周年

BTL接続の20W級デジタルアンプを作る(TPA3122D2N使用) 後編

この記事は8年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

IMG_7900_20160711

前回のアンプを完成させます。

 

部品の準備

IMG_7872_20160709

今回買ったドリルはリョービのFDD-1000。

何の変哲もない普通のドリルです。前回使っていたドリルは2000円で4~5年持ったのでこれは多分10年持ちますね。

IMG_7874_20160709

今回採用したケースはタカチのYM-180です。何の変哲もないただのケースですがなかなかシンプルで汎用性のあるいいやつです。

IMG_7880_20160709

使用したパーツ一覧。
今回は少々見た目のいいものを採用しました。
まぁ基本的にはお好みで調達してください。上段一番左はポリスイッチです。
その下の抵抗はLEDの電流制限抵抗です。今回は19V入力に4.7kの抵抗を入れましたが、
少々明るいので5V入力に4.7kのほうがちょうどいいと思います。

ボリュームは前回も入っていた気がしますが。配線ミスで燃やしてしまったので再度買ってきました。
これはBカーブ50kなので今度A10kに付け替える予定です。(下の部品リストは取り替える予定のAカーブ10kのボリュームで勘定しています。)

ツマミは筐体の色似あわせてシルバーのアルミ削り出しのものにしました。

部品リスト

部品 型番 購入店 単価 個数
アルミケース YM180 マルツ 980 1 1058
ポリスイッチ 2.50A RXEF250 マルツ 80 1 86
スピーカー端子 HD-520S マルツ 429 2 927
LEDブラケット 青 DB3NCHBL マルツ 300 1 324
単連式 ボリューム A 10kΩ SH16K4A103L20KC 秋月電子 40 1 40
RCAジャック 赤 RJ-2000B-T/R マルツ 225 1 243
RCAジャック 白 RJ-2000B-T/W マルツ 225 1 243
ボリューム用アルミ製ツマミ30Φ 30X15BPS マルツ 537 1 580
トグルスイッチ ON-OFF MS500KB マルツ 156 1 168
DCジャック 2.5mm MJ15ROHS マルツ 70 1 76
金属皮膜抵抗 1/4W4.7kΩ MF1/4CC4701F 秋月電子 3 1 3
合計 3748

加工・組み立て

IMG_7850_20160707

完成したメイン基板に穴を開けここにスピーカーケーブルを通します。
スピーカーケーブルはあまり太いサイズにする必要もないのでまぁ普通スピーカーケーブルくださいと言って出てくるようなサイズのやつを使いました。

IMG_7885_20160710

凡その位置を決めます。

IMG_7886_20160710

前面はこんな感じ。実際はもう少し内側よりにしました。

IMG_7887_20160710

こんな感じで穴を開けます(ちょっと失敗しているところは気づかないふりをしてください。)

穴のサイズは現物合わせで作っていきます。

IMG_7889_20160710

今回は空中配線多めで作りました。部品の損傷やショートなどが心配なのであれば基盤を使ったほうがいいかもしれません。
一応数回の落下試験をクリアしたので多分大丈夫です。

IMG_7890_20160710

電源部はこんな感じに。ココには何かビニールテープ等を巻いたほうがいいかもしれません。

IMG_7891_20160710

こちらも空中配線。意外と接触しないみたいです。

IMG_7911_20160711

最終的にこんな感じになりました。

IMG_7892_20160710

上フタと足を組み付けて完成。

IMG_7893_20160710

裏側。

完成後の評価

今回は液晶などを使わなかったのでシンプルに作ることが出来ました。
しかし、部品的にはこのケースでも8×2の液晶なら十分取り付けられると思います。

もしどうしても液晶を付けたいのならつけてもいいと思いますが。その場合は音量調整をVRでやるよりロータリーエンコーダにしたほうが良さそうです。

音質

同じアンプICを1石使ったアンプを作りましたが。それよりも主に低音が力強くなっているように思えます。
上から下まできちんと出ていて味付けは少ない感じ。
ボーカルがちょっと変な気がしなくもないが総額を考えるとなかなかの音質。解像度や広がりといったものは良くはない。悪くもないが。有り体に言えば普通。

総評

合計8041円と、なかなかいい感じの制作費になりました。
そもそも費用として計上していないケーブル類やネジ類の値段を入れて大体1万円くらいですかね。

これで一応必要なレベルのアンプができたのでアンプ製作はしばらくないと思うけれど次作るなら電子ボリュームとアンプをもう少しいいものにしたいところ。

総閲覧数:183 PV

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください