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スクリーンカーテンをプロジェクタースクリーンとして使ってみる

この記事は4年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

スクリーンカーテンをプロジェクタのスクリーンとして使ってみます。

解説

プロジェクターのスクリーンを安く済ませようとしたら結構応用例が挙がっている「スクリーンカーテン」自分も以前友人宅でスクリーンカーテンがついていて、普通のカーテンと比べてひらひらしなくて良いなぁと思っていました。

そのときは思いつかなかったのですが、コロナ禍で暇な時にふと、ネットで誰かがスクリーンとして代用していたのを思い出したので。今回自分も試してみることにしました。

プロジェクタースクリーンは色むらの低減、反射率や色再現性、遮光性を考えて作られているため意外と高価で安いものだと使い勝手が悪かったりすぐに痛んだりします。対してスクリーンカーテンは主に遮光や目隠しが目的のため、ある程度の品質基準はあれど、プロジェクタスクリーンよりは基準が緩いのか、それなりのサイズでそれなりの使い勝手でお値段もお手頃というものが多いです。

巻き上げが出来て、大きめのスクリーンとなると1万円後半~と言う値段になりますので半額~3分の1程度の値段で手に入ることになります。
もちろんそれだけ値段が違うのですから、ちゃんとしたスクリーンを選ぶべきでしょうが、使用頻度や映像ソースによってはこれでも十分です。

スクリーンの選び方

……の前に。

安いスクリーンをゲットする方法いろいろ

安いスクリーン(+代用可能なもの)は色々ありますが。
スクリーンカーテン以外では概ね以下のものが代用されるようです

Amazonで売っている安いスクリーン

代用……ではなく本来のスクリーンですが。

安いものであれば1000円台~5000円程度で存在します。
正直これでもよいと思いますが、大きいスクリーンになると取り回しが面倒だったり、巻き上げ機能がなかったりするので(ある奴は結局ちゃんとしたスクリーンとあまり変わらない値段になる)そこが不要ならよいでしょうが、安いだけあって劣化も早いです。

正直怪しいメーカーから買うならスクリーンカーテンを代用した方がいい気もします。

模造紙

手先が器用なら1000円以下でなかなかリーズナブルで大画面が出来ます。
前回購入したチャイナなプロジェクタで最初に使ったものも模造紙でした。

模造紙オンリー・模造紙+黒厚紙・模造紙+プラor発泡スチロール板というバリエーションもよいです。

シーツやタオルといった布類

これもよく代用されますが、皺を伸ばすのが面倒だったりするので屋内で使用する分にはおすすめしません。

キャンプなどの屋外で大画面を得たいときには数百インチ相当が手軽に入手できますから、選択肢としてはアリでしょうが。
屋内なら模造紙の方が簡単でよいと思います。まぁ、スクリーンカーテンはどちらかと言えばこれに入る気がしますが。

真っ白な壁

家の壁が白くでこぼこが少なくて大きいなら、案外そのまま投影してもそれなりに見えます。

ホワイトボード

会社の会議とかでよくやる奴。スクリーンとして買うのであれば、普通に普通のちゃんとしたスクリーンが買えます。

選択肢としてはアリですが、実際家で使う分には候補に入れません。あれば使ってみるがヨシ。投影品質もそんなに高くないので。

発泡スチロール板

ちょっと凹凸が激しいですが、意外といけます。単純な発泡スチロールだと模造紙より少し高い程度ですが、例えば店頭のポップに使うような片面または両面に紙が貼ってあるタイプは値段高め。

おすすめ順としては

  1. 本物のスクリーン
  2. スクリーンカーテン
  3. 模造紙
  4. 激安スクリーン
  5. 発泡スチロール板

といったところ。

本題

大きさ

スクリーンカーテンは基本的には窓枠のサイズに合わせて作られているため、それにあったサイズのスクリーンが売られています。
オーダーカーテンなどで作ればほしいサイズが手に入るでしょうが、それだと普通にちゃんとしたプロジェクター用のスクリーンを買う方が良いです。

あまり小さいとテレビを買った方がいいでしょうから、幅が80~180cmのものを選ぶとよいです。180cmで概ね80インチサイズです。
丈のほうはどのスクリーンも概ね2mは確保しているものが多いようなので、あまり気にしなくて良いです。

真っ白が一番よいですが、クリーム色~グレーと言った淡黄色や無彩色のものを選びましょう。
ある程度は目が補正しますし、色補正機能のあるプロジェクタも存在しますから。真っ白が手に入らなければベージュやクリーム色、あまり濃くないグレーといった色を探すのがよいです。自分の目を信じてください(笑)

機能

遮光カーテンを買うのが一番ですが、なければ遮光でなくてもよいです。
その代わり裏にはっきりと投影しているものが映り、それが漏れ光となってコントラストが下がります。
自分が使用したものは採光カーテンでしたが、コントラストは十分あるのでそこまで気にする必要はないです。いっそ裏から投影するという手もあります。

ただし、取り付け方法がカーテンレールにしか取り付けられない場合は裏移りすると自分の趣味趣向や性癖が全世界公開になる可能性がありますのでご注意ください。諸事情により天井や壁に取り付けられない場合は素直にプロジェクタースクリーンを買った方が無難でしょう。1万円ケチって泣きを見るのもアレですし。

巻き上げ方法は色々ありますが。手動式でもスプリング式でも出してしまえばそんなに変わらないのである方で良いと思います。

買ったもの


今回はこちらのスクリーンをホームセンターで買ってきました。
本当はニトリの遮光カーテンがよかったのですが、近所のニトリには売ってなかったので(見つけられなかっただけかも知らん

幅は180cm、ホワイトと書いているがクリーム色というかアイボリーっぽい感じ。

カーテンレールと天井・壁に取り付けるための金具が入っていました。

柱にとりつけました。

こんな感じで取り付きます。窓についてないのでぱっと見は本物のスクリーンみたいですね。

いざ投影

ニコ動のアニメを流してみました。
こいつは採光カーテンですが晴れの日中、遮光カーテンで遮っただけの暗い部屋でこれだけ見られるのでなかなかでしょう。

日没を過ぎ、部屋が真っ暗になった状態ではかなり使えます。
これだけ映るなら、採光カーテンでも十分使い物になりますね。

買い換えた物(令和2年6月15日(月)追記)

採光スクリーンでも十分だと思ったのですが、やっぱり遮光スクリーンに買い換えてみました。
ニトリで6101円。

左が採光スクリーンで右が遮光スクリーン。

画像ではあまり分からないが、暗部のコントラストが若干上がっている。

特に明るいシーンでコントラストが下がる事がなくなり、部屋の暗さもある程度維持されるようになった。
ということで、結論としては採光スクリーンしか手に入らない場合は採光スクリーンでもよいが、今時ネットもあるし、実際採光スクリーンしかラインナップしていない所は珍しく、なくても言えば注文してくれるだろうから。値段も数百円の差なので遮光スクリーンをおすすめしたいところだ。

正直これほどまでに「使える」とは思わなかった。これなら態々怪しいスクリーンを買う意味はあまりないと思う。
これを買ってみて、満足できなければちゃんとしたメーカーのちゃんとしたスクリーンを買えばいいと思う。

終わりに

と言うことでスクリーンカーテンをプロジェクタースクリーンにしてみました。

ホンモノと比べると色再現性や反射率、皺の処理など劣る部分があるかと思いますが、ホームユースで使う分にはこれで十分のような気がします。お金をかければかけるほどちゃんとしたものが出来ますが、いかにお金をかけずに使えそうなものを安全に応用するか。というのを考えるのはなかなか楽しいものです。

なお、次回についてですが。コロナの影響で現状なんやかんや出来る状態ではなくなってきたので、しばらく写真をアップしてお茶を濁したいと思います。
一応ひとつネタはあるのですが、どうもうまく動かないので原因を調査中で止まっています。

それでは。

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