さくらのジャンク箱ロゴ

Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真の備忘録てきなブログ @なんと20周年

チャイナな格安プロジェクターを試してみる(ARTlii H3white)

この記事は5年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

チャイナクオリティな製品ですがアマゾンのセールでやすかったので、前々からプロジェクターがほしいと思っていたので買ってみました。

※Amazonのページが別の物になっていましたのでリンクを削除しました。(2020年5月11日
詳細な情報がないため下記の文書を参考にしてください。

買ったのは上記のプロジェクター。型番がよく分からんが、タイトルの型番らしい。
ARTliiというメーカーが出しているらしいのだけど、類似品がたくさんあるため、どこかのチャイナなメーカーがOEM供給をしている「よくディスカウントショップにショップロゴが入って売ってるあの手の製品」と思われる。

6月15日のセールで購入して送料込みで9600円。

フルHD入力対応、物理解像度1280×800、3600lmといったそれなりの性能。
同じくらいのまともなメーカーの製品を買おうとすると4万円前後からになるので、まず部屋でどれくらいの性能のプロジェクターが必要なのかを調べるために安い製品を探していたところ、本機を見つけたので買ってみました。

その他購入の決め手としては、3年保証(そもそもメーカーが3年後にあるのか分からんけど)なのと、四角いデザインなので使わなくなっても物置くらいにはできそうだなって思ったので。

解像度は試しに買ってみる程度なら800×480のものにすればもっとやすいものもあるけど、せっかく買うのであればせめてHD解像度はほしい。フルHDのものもあるのだけど3万円位するので「試しに」買うにしては高い。ということで間をとってこれに。

製品画像

外箱はこんな感じ。ちょっと高めのこの手の製品によくあるシンプルなデザイン。

中身はこんな感じ。今時のまともなメーカーに比べるとエコじゃない感じ。

内容物。リモコン、きしめんみたいなHDMIケーブル、RCAビデオ入力、電源ケーブル。後は取説と本体が入っていました。

Amazonの製品紹介にあるネジのような部品は本体に取り付け済みでした(っていうか何で別に載ってんだって感じ)

正面。左のものがレンズでここから映写されます。その奥のつまみ、手前の広い方がフォーカスで奥の狭い方が台形補正です。
右側の黒い楕円がリモコン受光部です。このリモコン受光部は案外高感度で映写スクリーンに向けてリモコンを使ってもちょっと鈍くなりますが、リモコンとして使うことができます。

背面はこんな感じ。VGA端子とリモコン受光部があります。
VGA端子なんて久しく使っていませんが、プロジェクターの入力端子は多いに越したことはありません。

映写部側の側面はこんな感じ。放熱穴と電源端子がある。
ファンの音は結構大きめで静かなシーンだと気になるレベル

反対側の側面はこう。SDカード、ヘッドフォン出力、AV入力、HDMIが2系統、USB。
ちなみにスピーカーはこちら側に1つ付いてます。

操作系。左から入力切り替え、メニュー、各停ボタン、再生停止、矢印キー、赤いのが電源。といった感じ。

電源はAC入力があれば常時光っている感じ。

リモコン。ボタンは蓄光で光る。

設置

スクリーンは計算上自室だと100インチくらいが写せそうですが、とりあえずこれで。

画鋲で留めて。(後でちゃんと両面テープを使いました。

とりあえず適当に設置。

レビュー

画質面

1280×800の画面設定で投影してみた。
画像では周辺光落ちが少々見受けられるが、肉眼ではそこまで大きく落ちている印象はない。

外周部のフォーカスは甘め。

中心部のフォーカスはよい方だけど少し甘め。投影されたドットはそこまで甘くないので画像処理によるものだと思われる。

夜間の暗い部屋だとそれなりの画質。ただし輝度の低いところは潰れ気味。ただしこれはスクリーンにもよりそう。

画質は良くはないが使えないこともない感じ。ちょっと試しに買ってみるとか、画質が気にならない場所で使うのなら十分なレベル。

日中遮光カーテンを閉めて少し暗くした部屋でもまぁちょっとコントラスト落ちるけど使えるレベル。

しかし、ネイティブ解像度にしてもにじんでいたり、潰れていたりするところがあるし、どの解像度で入力していても1080pと表示されるから、一度フルHDサイズにコンバートしてから再度画面に表示されているみたいな感じがある。細部までみるとちょっと残念な感じが否めない。一応ドットバイドットになっているような感じでもあるが…。

音質

背面にあるこのスピーカーですが、あるだけまし…というレベルはクリアしていて、音量も大きく聞き取りやすく。まぁ値段なりではあるが使い物にならないレベルでもない。というか結構使える。ただのモノラルなので立体感はないが、HDMIでつなぐ際にとりあえず音声が出せれば良いなら十分。大勢にとりあえず見せる用途としては使える。

なお、ヘッドフォン出力はノイズが多くペラペラの音質で、正直使い物にならない。
別途映像を出力する機器から出した方が良いと思う。

設定画面

映像面の設定。まぁ必要なものは一通りある感じ。
ズームモードで画面表示が変更できる。

音質面はイコライザーとか調節できるみたい。

スリープタイマーがある。

その他の設定。

設定画面は日本語も普通でレスポンスがちょっと微妙だがまぁ良い感じ。
設定画面でよく分からなかったところは、特にナニも表記がないのにOKボタンを押さないと設定が保存されないところ。

総合評価

実際のところ値段なりで、まあこんなもんだと思うし、学校や会社で使っているちゃんとしたプロジェクターに比べると調整面や画質面で不満はあるが。とりあえずプロジェクターを使ってみたいといった入門用としては十分くらいのレベルで、実際大きな画面で映像が見られるというのはかなりのメリットなので試しに買ってみるくらいなら良いと思いますね。

さて次回ですが、まだ未定でありまして。ちょっと更新があくかもしれません。

一ヶ月使用して

一ヶ月使用した感じですが、接続する機器によっては画面がカクカクする事がありました。
あとはHDMIよりもRCAで接続した方が映像の不具合もなく画質が良く、この画質ならあまり気にならないレベルでした。

製品の質面で言えば案外ゴミが入るみたいでちょいちょい影が出来ていました。まぁ入りやすく出やすいようで、いつの間にかゴミもどこかへ行っていましたが…。

アマゾンで売っている安いスクリーンを買ってみました。

まぁそれなりに。

画用紙では潰れていた暗いシーンの階調も少し良くなりました。
とはいえやっぱり値段なりの画質ですね。

しかし、案外この画質でも大きな画面で見るというのは良いもの田という事が分かりましたので、今後年度末くらいまでにちゃんとしたプロジェクターを導入したいと思います。

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