さくらのジャンク箱ロゴ

Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真の備忘録てきなブログ @なんと20周年

ヴィッツ(NSP130)にアンプ(KAC-M626)とかを付ける

この記事は5年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

どうもおはこんばんちわ!30歳魔法使いのSakura87です!>挨拶
アンプと書いておいていきなり写真がアンプじゃないですが。
以前乗っていたレガシィから外したスピーカーを取り付けるためにアンプを買いましたので一連の取り付け作業を紹介します。

取り付けるもの

前の車に購入当初から付いていたケンウッドのスピーカーを取り付けるためにアンプを買いました。
実はこのクラスのアンプは家に1台あるはずなのですが。どうも見つからなかったのでこれにしました。

もうモデル末期で割高かつ取扱店舗も少ないですが。最新のケンウッドのアンプは高いし4chあるのでちょっとスペックオーバーかなと思ったので。
まぁ高いアンプを買ってドアスピーカー4つをそれで鳴らすのもアリだと思いましたが。とりあえずヨドバシカメラでこれを注文して、1ヶ月経って届かなければ良い物を買おうと思いました。

で。5月26日に注文して29日に到着しました。お値段は17,270円です。最安値は9,000円台くらいだったみたいですね。

前の車に購入当時から付いていたスピーカー。2012年8月20日に注文して2012年9月3日に納車した前の車の後ろに付いてきたものです。
お値段70万円+諸経費で100万円くらい……。いやそうじゃないやろ。

ということでスピーカーの購入代金はゼロ円ですが、8,000円くらいで買えるみたいですね。
それにしてもこのタイプのスピーカー、昔はかなり流行って光ったり光らなかったりしてた物もありましたが、今ではめっきり付けている人?を見なくなりましたね。現にこの手のスピーカーは本品以外だとパイオニアが2種類出しているくらいです。(カカクコムに登録されている物のみ)

その製品の中でも比較的新しめの物ですが、ももう15年以上経っているので割と絶滅危惧種な製品ですね。

音は別に良くないです。悪くもないですが、まぁこの程度なのでこの程度だろうなという音でした。

あとはドアスピーカーの後ろに波形スポンジを取り付けてデッドニングをしました。

アンプの写真

化粧箱。そんなに程度は良くない。
もうモデル末期なので在庫がだいぶ貯まってるんでしょうなぁ。

ちなみにググると開けてみた人がいるみたいで、中身はパワートランジスタ使ったシンプル設計みたいですね。

中身は本体と説明書とネジ、スピーカーレベル入力コードと非常にシンプル。

スピーカー入力は3線タイプ。

側面。こう言うのってどっちが右でどっちが左なんだ?上の写真で見て左側ですね。

左からLPFの調整つまみ、LPFのオンオフスイッチ、BASSブーストスイッチ、感度調整、LINE入力、スピーカー入力。

今回は音量のバランスを調整するために感度を上げた位で他は触ってないです。

反対側はヒューズ、電源とコントロール。スピーカー出力。という感じ。ファン穴っぽい物もありますが、ファンは付いていません。

スピーカー

なんかこういうの。ケーブルは前のオーナーか取り付け店が加工して短くなってました。

フロント。

ということで取り付けていきます。

配線の加工

※アンプに取り付ける側の電源、コントロール、GND配線は専用の圧着工具を用いて作業した内容を記事の終わりに追記していますのでそちらも併せてご覧ください。

今回使用するケーブル類。

今回は2sqの配線を使用しました。12V200Wだと16Aくらいまでなので20Aが最大消費電流ですからちょっと足りない気もしますが最大出力で音を鳴らすのは実用範囲ではないので、問題ないでしょう。心配であれば2本束ねて使用します。束ねる際は今から作る同じ物を2本作り、バッテリーまで伸ばしてアンプへ接続数所を2本併せて結束します。

一応これで通常使用の音量(15)で2時間使用して発熱等無い事を確認しています。

今回は圧着工具を新しい物にしました。コミで1,500円くらいの安物ですが、今まで使っていた1,000円程度の物に比べて格段にやりやすくなりました。
まぁそもそも以前の物は本来使用する方法では満足に圧着できないシロモノでしたので…。

まずは電源ケーブルを作ります。今回は前回取り付けたウーハーのハーネスに電源的に余裕があるので、ここの分岐を使うことにしました。
もしバッテリーから配線を行う場合は、黄色のカバーが付いた端子とウーハーへの分岐を二重にして作成します。

ここで使う端子です。左のダブルのギボシ端子メス、中央のオス端子を使って分岐を行います。右のシングルメス端子は中継用ですね。
個数はダブルメスが1つ、オスが3つ(5つ)、シングルメスが1つ(2つ)。になります。

 

上の3つが今回作成する単線で作成する場合のものです。下の4本が線を二重にして最大出力を出せるようにするためのハーネスです。

下の場合はこのあとバッテリーから引き込んだところの配線にも分岐ケーブルを付けます。ウーハーを取り付ける際に使用した電源ケーブルであれば、リレー側に分岐ケーブルとして使えるハーネスがありますので、それを利用する体で上図は作成しています。

下のタイプは二重にした電源線をメインとして1mほどで作り、上2つを使ってバッテリーから引き込んだケーブルに接続します。
そうすれば2sqで片方最大10Aが流れるため、6A程余裕が生まれますので、一番下のダブルメス端子を取り付けるケーブルでどちらか一方を分岐してウーハーに回します。
ただしこれは前回使った電源ハーネスのリレー側を上手く使うことで不要になりそうな感じです。

端子のタイプによっては後入れできる物もありますが、基本的には先にスリーブを通します。
ここでスリーブを通し忘れると、後から取り付けるのは非常に困難で、スリーブを切るか電線を切るか。ということになりますので忘れないようにします。
ここでスリーブを通し忘れると、後から取り付けるのは非常に困難で、スリーブを切るか電線を切るか。ということになりますので忘れないようにします。

大切なことなので二回言いました。

次に端子を取り付けます。今回は工具を変えた結果、きれいに取り付けられました。
端子の取り付け方については、いいページがありますのでそちらをご覧ください。

取り付けたスリーブをかぶせます。ここで少し強めに引っ張って抜けないことをついでに確認します。

圧着端子は付けようと思えばペンチで取り付けられますし、なんならはんだで付けちゃうのも有りだと思いますが。
ちょっといい工具を使うだけでここまできれい・簡単に取り付けられるのだから、ちゃんとした工具を使ってちゃんとした取り付けを行いましょう。
そうすれば車両火災の可能性も減って大切な人と財産を守ることも出来ます。

同じ要領で2本目を作ります。

圧着端子を取り付けます。圧着端子は5φのものが合います。

すべての取り付けが終わりました。

こんな感じで二股になります。

GND線です。クワガタ端子はこの前ウーハーに使った物の残りです。

なんか端子が変わっていますが気にしないでください。あと間違えてギボシ端子用の方でカシメてしまったのでカバーが残念なことになっていますが気にしないでください。(It’s DIY QUALITY!

これはコントロール用の電源ですね。この配線は分岐にエレクトロタップをつかいます。ここは電圧の有無しか見ていないのでどうやっても1本の線で良いです。
写真では手持ちの赤1.25sqを使いましたがもっと細くても良いのではと思います。しかしながら、一般的には細い配線は切れやすくなるため概ね1~1.25sqがよいと思われます。

場合によっては電源に使用したケーブルが余るでしょうし、まぁそれを使っても良いと思います。

このタイプの圧着端子はこうやってカシメます。

エレクトロタップは分岐側を事前に作っておきます。

スピーカーのほうは端子が(というかスリーブが)劣化していたので交換しました。

スピーカーケーブルの作成

次にスピーカーケーブルを作ります。

今回はトノカバーの上に付けるため、取り外しが効くようにコネクターを間に取り付けます。

ケーブルは6mのケーブルを50cm・2.5mを2つ作りました。

スピーカー→コネクタのほう。

コネクタは以下の物を使用しました。

こいつを使えば一発で脱着ができるので便利だと思いますし。

スピーカー側。両方上がマイナスで下がプラス。コネクタが違うのは前のオーナーか取り付け店がそうしていたからで、前のオーナも同じようなケーブルを使っていたので多分左右を間違えないために入れ替えていたものと思われる。

コネクターはこんな感じでした。基本的に交流の電線は抜いたときに電気が流れていない方(スピーカー側)をオスとします。

圧着完了。

あとは向きを合わせて差し込めばOK

こんな感じ。どこがどの配線にするかは特に決まりは無いです。まぁ車側のオーディオハーネスと同じにしておくと間違いが無いと思います。

すっかり写真を撮るのを忘れていましたが。反対側もこうします。

取り付け

ということでハーネスの作成が終わりましたので後は取り付けていきます。
今回もウーハーと同じくアンプはトランクの蓋に、スピーカーはオプションでつけたトノカバーの上に。

スピーカー取り付け

まず大まかな位置を決めます。

位置を決めたら穴を開けて仮止めをします。

アンプの取り付け

アンプはこの位置が良い感じに邪魔にならなかったのでここに取り付けることにしました。

取り付けは付いてきたネジを利用することに。今回は以前航空無線を聞くのに作ったアンテナの支柱にした木の棒を再利用してこれにネジを止めます。

最終的にはこんな感じに。しかしこれでは少々不安があるので今度何かするタイミングでもう少しちゃんとした物を取り付け直そうと思います。

配線

アンプの位置が決まったら次は配線をします。

配線をする順番はGND線アンプ側→アンプ側電源→アンプ側コントロール→スピーカー⇔アンプ→車体側コントロール→車体側GND→バッテリーの順で。
ただし今回はバッテリー側は既に配線が済んでいるため。済んでいなければ最後の2つは逆の法がいいかも知れません。

正直バッテリーを抜いて作業をするのでどの順番からでも良いですが、残存電流などがある場合があるので、できるだけ下流から、電源を最後に取り付けるのが良いでしょう。
まぁアンプ側の配線だけ事前に行っておくのも別に良いと思います。

んで、ホームセンターによくあるこの端子が基本的に入らないので、左右をちょっと削ります。

こんな感じで。あまりギリギリすぎても振動で緩む可能性があるし。削りすぎてもアレなので。横から入れてスムーズに入る位に削ります。

3つとも接続しました。

GNDは後部座席の所から取りまして。この前ウーハーを取り付けたところの近くです。

コントロール用の信号をウーハーのハーネスから取りました。

結果的にウーハーのハーネスが2sqだったのでこうしました。基本的にどちらも最大音量を鳴らさない限りは問題ないかと思いますが。心配であればやはり分けた方が良さそうです。

アンプとヘッドユニットの接続はこのケーブルを使いました。
一応音声なのでちゃんとした物を……というわけでもないですが。量販店によく売ってるよくある手頃な奴ですね。

仮組みをして動作確認。

ラゲッジルームはこんな感じに。配線類はもう少し隠したいところですがまぁとりあえず。

アンプの音質は鳴らしているスピーカーがアレなのでよくわかりません。

まぁ回路設計や値段的にそんなに悪い音が出るとも思えないですし、とりあえずちゃんと上から下までしっかりと音が出ている感じ。
アンプが原因の音質低下は感じられません。感じられるようなスピーカーを繋いでないけど。

取り付けたスピーカーの固定に不安があったのと、配線を隠すために板を買ってきました。
軽量で扱いやすい発火しにくい桐の板、サイズは910x60x13mmの大きさで300円くらい。

これに穴を開けてネジを通します。ネジは付属のネジだと全然足りなかったので、25mmを買ってきました。

ネジはこのように周辺を少し掘ってあまり頭が出ない様にします。
決して買ったネジが短かったわけじゃないです。

こんな感じになります。後は結束バンドでケーブルを固定して終わり。

こんな感じで昭和感の漂う後部座席になりました。

※ヘッドレストは撮影のために外しています。

デッドニング追加

音漏れが激しいので音漏れ対策としてこんな感じのフワフワした奴をスピーカーの後ろに取り付けました。

両面テープはこれを使いました。

たいした重量もないのでこんな感じでこうします。

貼り付けて終わり。

結果ですが音漏れは毛ほども変わりませんでした。内側の効果としては雑多な音が減って聞き取りやすく音質が向上しました。
雑音が減った分音量自体は2目盛ほど上がりましたが、聞き取りやすくなった感じです。

端子加工を修正しました。 (2021年3月27日追記)

ちゃんとした圧着工具が手に入ったのでアンプ部の端子を交換しました。

使った部品・道具はテプラ、6mmのテープ、マーキングタイプの結束バンド、圧着工具、絶縁キャップ、丸形裸端子R2-4、後はワイヤーストリッパーとプラスドライバ。

現状、左のスピーカー端子は専用のものを使っているので今回は交換しません。右の3つを交換します。

端子と絶縁キャップ、右のネジはアンプのネジです。

知人から聞いたテクニック。配線を剥いて通す前に圧着工具に端子を通し、ラッチ1つ分加圧して固定。

そして配線を差し込みます。
写真では写っていませんが、配線を通す際に絶縁キャップを通しておきましょう。
写真では写っていませんが、配線を通す際に絶縁キャップを通しておきましょう。(大切なことなので2回言いました。

ちゃんと奥まで差し込まれているか、差し込みすぎて被服を噛んでいないかを確認します。

握りこんで圧着します。ちゃんとした圧着工具はラッチが付いていて十分差圧着すれば手を離すと開くようになっています。

ちゃんと圧着出来ました。
端子の配線側は0mm、ネジ側は1mm程度電線を出すように圧着します。

絶縁キャップをはめ込みます。この際に少し強めに引っ張り、同時に配線が抜けないことを確認しましょう。
ちょっと見てくれは悪くなりますが、今回はネームプレートがついて配線番号や機能などを表示出来るタイプの結束バンドを用いて配線の用途を記入しました。

3つとも配線が終わりました。

前回の端子は少し大きめのものを使っていたので削りましたが、今回はネジの寸法を測ってちゃんと削らなくてもフィットする端子を選びました。

終わりに

ということでヴィッツを6スピーカー化したわけですが。やっぱりスピーカーが増えると音が良くなりますね。
まぁまとまりが無くなるというデメリットもありますが、全部ケンウッドで揃えたからかそこまでおかしくもなりませんでした。

さて、とりあえずこれで車関係のいじりは終わりになるかなと。ドアスピーカーの配線交換とかもしたい気がしますけど、とりあえず鳴っているのでまぁそれはそのうち。
次回以降ですが、また写真ブログに戻るんじゃ無いかと思います。といっても、梅雨に入るので写真が撮れる機会もそう無いかも知れないので、6・7月はあまり更新できないかも知れません。なんとか更新したいところではありますが…。

それでは。

総閲覧数:198 PV

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください