さくらのジャンク箱ロゴ

Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真の備忘録てきなブログ @なんと20周年

スマホ買い換えました。 SHARP AQUOS zero6 レビュー

この記事は3年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

皆様ご無沙汰しております。スマホを買い換えましたのでレビューします。

10月7日にau オンラインショップで注文、発売日である10月8日に到着。
端末本体71,585円で貯まっていたポイント6,288ポイントを使って65,297円、24回均等払いで購入しました。

更新できなかった言い訳

実はこの前買ったPCを修理に出していてLightroomが使えない状態だったので更新が出来ませんでした。
旧メインPCは残していたのでPC自体はあったのですが一週間程度で返ってくると言うことだったので作業してませんでした。
結果1ヶ月程度かかってその間にメインPCを買ったりもしましたのでなんやかんやで更新が空いてしまいましたとさ。

言い訳しなくてもいつもそんな感じじゃないか!といってしまえばそれまでですが。

購入動機

この前購入したスマホが2年を超えまして、元々旧機種の在庫処分で安かったものを購入したことでいい加減パフォーマンスに不満が出ていましたので買い換えることにしました。

機種選び

元々一括で買える4万円程度のミドルレンジを考えて探していまして、AQUOS sense5GかPixel、GALAXY Aラインあたりを考えていました。
そんなタイミングで該当機種が発表され、値段も手頃だったのでこの機種を分割24回払いで購入しました。

製品概要

  • SHARP製
  • au版
  • 6.4インチ 有機EL
  • Qualcomm Snapdragon 750G 5G Mobile Platform
    2.2GHz×2+1.8GHz×6
  • メモリ
    RAM:8GB LPDDR4X
    ROM:128GB USF2.2
  • 幅73mm 厚7.9mm
  • 146gの軽量ボディ
  • 5G ミリ波対応
    ただしau版は未対応
  • メインカメラ
    標準:4800万画素
    広角・望遠:800万画素
    レーザーAF
  • サブカメラ
    1260万画素
  • その他
    eSIM対応
    4010mAh対応バッテリー
    防水防塵

主な仕様はこんな感じ。

今回は久しぶりにワンセグ・フルセグのついてない端末です。
ワンセグフルセグはあれば便利ですがなくてもいいかなと。
そういえば無線充電もないですがあれも使ってないのでどうでもいいです。

auの5G対応が遅れ気味なのでdocomoあたりに乗り移ろうかと思っていましたが、とりあえずもう2年はauでいくことにしました。au版の当機はミリ波非対応ですがそもそもauのミリ波エリアって都心はともかく地方ではかなり少ないので次の機種変までエリアが拡大しないだろうなということで欠点としては見なしませんでした。

製品写真

箱とか

化粧箱はシンプル

内容物。
左から本体、中央上がUSB-Cと2.0Aの変換コネクタ、中央下がクイックガイド。
内容物は非常にシンプル。

本体写真

正面。画面は光沢。

サブカメラはノッチタイプ。

背面。

カメラ部分拡大。カメラの真横にFeliCaマークがついていてカメラ部右下がLEDライト、カメラ部の下にある黒い窓がレーダーモジュール。

カメラはLEDライトの横が標準4800万画素、標準の上が望遠(光学2倍)、ライトの上が広角、ともに800万画素。となっています。

正面から見て左側面。あるのはSIMカードスロットのみ。

背面の変なキラキラ装飾と側面のメッキが非常に安っぽくて素敵です。
7万という価格はそんなに安くもないのにむしろsense6のほうが高級感がありそうなボディですね。SHARPはこのメッキパーツをよく使いますが下手に使うと安っぽくなってしまいますね。

SIMカードとmicroSDカードスロットトレイ。
今回はeSIMと内蔵ROMが十分あるのでどちらも使用しません。

右側面。画像の左から音量ボタン、アシスタントキー、電源ボタン。
最初は電源ボタンとアシスタントキーは逆がいいなと思いましたがなれるとそうでもないです。

上面。
左の穴がイヤホンジャック、右がサブマイク。

最近はイヤホン端子がない機種もありますがイヤホン端子はあると便利ですね。

下部。
左からスピーカー穴、USB-C、メインマイク

スピーカーはステレオ搭載なのでこの穴はバスレフポート的な役割を担っている模様。

前の機種のXperia XZ3十の比較。ほとんど同じ大きさ

細部レビュー

画面

ディスプレイは6.4インチ有機EL。
解像度は2340x1080pxで402dpi

発色は自然な方ではあるが、自然に鮮やかでコントラストが良く応答性能もよい。非常に素晴らしい。(設定でsRGBライク色味にもできる)
有機ELの端末はこれで5台目(S001、DIGNO(ISW11k)、GALAXY S8、Xperia XZ3、当機)だがその中で最も発色が良い。

6.4インチの大画面でかつ発色も自然なので没入感はそこそこある。

ただ、SHARP特有のちょっと黒みがかった画像であるので好みが分かれるところ。

リフレッシュレートが240Hz、黒挿入があって実質120Hzであるが、個人的にあまり高リフレッシュレートを体感できるような場面に出会ったことがない。恐らく見比べてみればかわるのであろうし、スクロールは確かになめらかになっていると思うが使用するコンテンツが60Hzどまりなので体感は感じられなかった。

ノッチ部分は設定でアプリの無効領域として設定できるほか、動画再生時も考慮されるようでここにコンテンツが被ることはないように設定出来ます。(標準ではノッチ部分もコンテンツが表示させる設定。)

横解像度は2340pxあるのでノッチ部分と操作ボタンを表示させても1920x1080pxは確保できるのでフルHDの映像コンテンツであればドットバイドット表示可能です。

指紋センサー

この端末は画面内指紋センサーが搭載されています。

認識率はそこまで高くないです。保護シートを貼る場合は保護シートを貼ってから、同じ指を2個登録することである程度認識率は改善されますが、それでも4回認識されずにエラーとなるような状況はよくあります。

コツとしては2度登録と一度認識が外れたら画面下部の「認識されませんでした」の表記が消えてから再チャレンジする、指を押し当てずに乗せるだけ、可能な限り画面を綺麗にしておく。といったところが重要となるようです。
ただ、スマホ自体のロックを解除してその後の決済などの認識は殆どの状況で1回か2回で認識され、そこまで悪くないのでソフト更新などで改善できそうな範囲です。

音質

ミドルレンジ(auの中ではハイミドルくらい)のスマホで、特に音楽機能を推しているものではないが、ヘッドフォン出力の音質はそれなりに良く、よくある30Ω前後のヘッドフォン、イヤホンならそれなりに鳴ってくれる。
上から下まで綺麗に音は出てはいるが、SHARP特有の綺麗に鳴っているけど線が細い、よく言えば軽やかな悪く言えば安っぽい音質。写真にあるK701のような鳴らしにくいヘッドフォンも最大出力でなんとか鳴らせるレベルの出力はある模様。

そりゃアンプを繋いだ状態よりは劣るがなんとかBGMとしては聞けるレベルである。

まぁおまけ程度ですね。

対して内蔵スピーカーはそれなりに音が良く、ある程度値段なりの音が出ているものの、下部のスピーカー穴がバスレフポートの役割を担っているのか、それなりに低音も出る。ステレオの分離も悪くはない。ちなみにインカメラ側がL chで本体下部がR ch、下部の穴はR chの音が出ているようである。

特に画面の向きによって左右の入れ替えはやってない模様。

音質を期待して買うとがっかりするが、期待せずに買うと結構好感が持てる程度の音である。

インターフェイス

USB-Cで繋いでスマホのお引っ越しが可能

充電は5V2.58Aで行われていた。使った充電器はこの前買ったLenovo 純正でケーブルも付属のモノである。

不具合など

到着したのは10月8日ですが残念ながらドット抜けがありまして、目立たないしドット抜けは基本的には仕様だろうからと思ったけどダメ元で問い合わせたら初期不良交換となって、交換したがやはりドット抜けがあり、3回目の交換でやっとこさ正常品が来ました。

ドット抜けは基本的に運なので引くときは10回でも引くし引かないときは10台買っても引かないのでここは大きな問題にならない。

あとはたまに本体が再起動している事がある。これはシャープ製スマホは持病みたいなものでもはや仕様といっても良いだろう。気にする人は買わなけりゃいい。

その他の使用感

ちょいちょい不具合があるが軽く、薄いので非常に持ちやすくていいスマホである。
本体の質感が値段に見合わず安っぽいがそれなりに快適。

SoCがミドルレンジなので若干性能が低いのだが、それでも数年前のハイエンドくらいの性能はあるので日常生活でストレスがたまる事はほぼない。エフェクトを多用したアニメサイトなどを見るとちょっともたつく程度である。メモリが8GB程度あるので非常にサクサクしている印象。

XZ3のQualcomm Snapdragon 845と比べると若干845のほうが性能が上みたいで、高速コアが2.2GHzの2コアしかないので確かにゲーム(ウマ娘)とかは若干もたつきがある気がしますが、例えばデータロード時などに背景ストライプが駒落ちする程度なので実使用では問題ないです。軽い3Dゲームなら普通に出来ますね。ゲーム性能は若干の低下が見られる反面、低速コアは6コアもあるので普段使いのWEBやSNS系のアプリはむしろこっちの方が快適な気もします。

バッテリーの持ちに関してはかなり良く、前機種では新品時でも50%を切るような使い方、末期では20%を切っていたような状況でも6~7割、減ってるときでも50%は残っているので4000mAhという容量の割には持ってる印象です。

カメラ

この機種はカメラに特化した機種ではないが、3カメラ搭載していてある程度高画質化技術を投入しているようである。

メインカメラ

メインカメラはこの位置。

カメラは広角および望遠が1/4インチ、メインカメラが1/2インチなので決して大きなセンサーではないですね。
メインカメラのセンサーは昔の普及型コンデジくらいのサイズではありますが、画素数が4,800万画素、4画素混合でも1,200万画素とピッチが小さいので画質は余り期待できません。それこそ最近は1インチセンサー搭載スマホも登場していることを考えると決して画質が良いとは言えないでしょう。しかしながら、ミドルレンジとしてはそれなりに大きなセンサーを使用していると考えて良いです。

ちなみにカメラのセンサー自体は同時に発表されたAQUOS sense6と同じようなので、カメラに関してはそれなりということになります。

うんちく垂れているばかりではアレなので実際の作例を見ていきましょう。クリックでオリジナルが出ます。

標準カメラ

標準カメラは有効画素数 4,800万画素のCMOSセンサーでF1.8の明るめのレンズ。換算26mm相当。

標準設定で夕暮れ時の駅を撮影。
んまぁこんなもんでしょうな。

水族館でクラゲを撮影。

メインカメラは4,800万画素ですが、画素混合で1,200万画素のカメラとして使うのがセオリーのようなのでそうしています。

画質はそこそこよいですが結構塗り絵感のある写真が撮れることもあります。

条件が良いと非常に綺麗に撮れます。

望遠カメラ

望遠カメラは800万画素換算53mm焦点距離6mm

ところでこの画素数ならトリミングd(ry

画質もほどよく使い勝手の良い画角で良い感じです。

広角カメラ

広角カメラも望遠と同じ感じですね。全体を通して良くも悪くも「シャープのカメラ」といった画質。
逆にソニーはミドルレンジでもそれなりの画質なんで、昨今どのスマホも板一枚で没個性ですが、この辺はやはり各メーカーの個性が出ますね。

暗所。どこやねんこれ。って言う感じの不気味な写真で済まないが。
これがISO4987なのですが大健闘である。暗所でこれだけ取れれば十分でしょう。

ちなみに同じところをちゃんとしたカメラ(EOS R+RF35mm)で撮影した写真。
これがISO16000ですので、そう考えるとかなり頑張っているところですね。

画角比較

広角 標準 望遠

倍率的に望遠は2倍ズームですが、広角からだと3~4倍はありますね。

カメラは画質が良いとはお世辞にも言えませんし、どうかしたら前機種のXPERIAやGALAXYの方が良いです。
しかしながら、値段を考えれば実用十分な性能は確保しており、別に高画質なカメラを持ち歩く、日々のスナップを撮影すると言った程度の用途であればしっかりこなせるでしょう。

サブカメラ(インカメラ)

サブカメラは1,260万画素のCMOSセンサー

サブカメラは殆ど使わない・・・ともいえないご時世なので一応。

当機は1/3.06インチと、sense6の1/4インチに比べると若干大きなサイズのセンサーが搭載されています。
とはいえ1/3インチクラスなので画質はお察しです。まぁ悪いわけじゃないですが。

画質はこんなもん。
手前の花にピントが合ってないのはカメラのせいじゃなくて撮影者のせいです。
流石にiPhoneみたいな高級機にはかないませんが、自撮りする程度なら十分な画質はありそうです。

通信

「ミドルレンジでミリ波対応!」と謳ったスマホですが残念ながらau版はミリ波対応していません!
しかしながら、auで使ううえではそもそも5Gエリアが狭く、ミリ波なんて首都圏に行かないとそうそうお目にかかれません。
ミドルレンジなので耐用年数は2年、頑張って使っても4年程度でしょうから、auの5Gエリアが充実してくる頃にはこの端末も陳腐化してるでしょう。

5!G!

そんでもって5G、福岡県でもそれなりに整備されているのでたまに見るんですよね。

5Gを掴むとそれなりに早いです。
でも今はまだ「4Gより速い規格」くらいのものですね。
とはいえ1Gbps近く出るというのは凄いですね。

総合評価

ミドルレンジのスペックにハイスペック寄りの機能を付与したミドルレンジのハイエンド寄り、ハイエンドの最底辺といった機種です。あと3万出せば内側のスペックもハイエンドなスマホが手に入りますが、されど3万。それなりに機能は充実して欲しいけどハイエンドまでは要らない、といった需要にマッチするスマホであると言えます。

しかしながら、SHARP色の強いスマホでもあるので、元々SHARPのスマホがどういうモノなのかを知っていないとちょっと不満が出るかも知れません。まぁそういう所気にするならXperiaやGALAXY、iPhoneを買いましょうね。といった感じです。

個人的には特に画面の質が良いので、性能がミドルレンジで良いならそこを重視してこちらを購入しても良いかもしれません。このSoCを搭載したスマホがだいたい4万円程度ということを考えるとプラス3万円をどう見るかというところになりますが。外装が安っぽい以外はプラス3万円出す価値は十分にあります。

ディスプレイ、音質ともに出先でちょっとした暇つぶしに映像コンテンツを楽しむには十分な程度の実力はあり、スマホしか使えない場面でもそれなりに映像コンテンツを楽しむことが出来ます。

過度な期待をするとがっかりするような機種かもしれませんが、本体が軽くバッテリーの持ちも良いので、個人的には買ってよかった端末です。ボディのデザインを除けば。

ちなみにどこから買えば良いか

4Gはどれも同じなので現状でauを利用するならauで買えば良いと思うよ。
「うちの近くはミリ波あるからミリ波ないとやだ!」だとか「docomoで使いたいので!」ということなら、5Gの周波数でau未使用のn3や、ミリ波に対応しているソフトバンクもしくは楽天のうち、安い方を買えば良いんじゃないかな。
定価なら楽天が最安なので楽天で買ってauで使うという手もありですね。

対応周波数に関してはこの記事が分かりやすいです。

上の表を分かりやすくした表

終わりに

次回ですが、上述のノートPCの修理をした関係で成り行きで安いメインPCを新調しました。
発送日に販売が終了した在庫処分機ですが一応購入報告としてレビューしたいと思います。
月内か、来月頭には公開できそうです。それ以外にも貯めてるネタがいくつかあるので年内は更新に困らなさそうです。

それでは。

更新履歴

  1. 2021年11月25日
    サブカメラについての記述を忘れていたので追記と一部加筆
総閲覧数:781 PV

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください