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Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真の備忘録てきなブログ @なんと20周年

ヘッドフォン買いました。 AKG K701-Y3

この記事は2年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

以前購入したヘッドフォンが10年近く使用していたのでイヤーパッドがボロボロになってきていたので買い換えることにしました。

今回はレビューと言うより購入記録です。音質や付け心地に関する評価は個人差がありますので参考程度に見ておいてください。

購入動機

上記の通り10年近く前に購入したSONY MDR-1Rとその間に買ったパナソニックのRP-HD10イヤーパッドが劣化したので新しいものを買い換えることにしました。
どちらも修理に出せば交換して貰えるのでしょうが、この際なので買い換えることにしました。

機種選定

ヘッドフォンなので実際に試聴して決めたかったのですが、このご時世じっくり試聴出来ませんからね。

そんななかで色々と調べていましたら、欲しくて買いそびれたK701の復刻版が出ているようなのでそれを買うことにしました。

2021年10月29日にヨドバシカメラで購入、23,450円でした。

商品画像

外箱。一定の高価格帯機なのでそのまま展示しても様になるような立派な箱に入ってました。

この商品はオリジナルのK701と違ってK701-Y3という型番ですが、本国ではY3は付いておらずオリジナルと型番は同じです。
Y3は輸入代理店の3年保証が付いているものです。

また、復刻版とオリジナルの大きな違いは製造国が変わっています。オーストラリアから中国製になったようです。

裏面

開封~。
子供向けおもちゃによくあるビニールタイで巻き付けているタイプです。

付属品は本体、台、標準→ミニ変換プラグ冊子類となっていて、紫色の物体は大きさ比較用のコミックです。
ちなみにこれが欲しかった理由はけいおん!とはちょっとしか関係はありません。(ちょっとあるんかい

ヘッドフォンは完全なオープン型でメッシュ構造。
オリジナルは元々高級な機種であったため結構高級感がありました(一応試聴した事はある)が刻版は値段なりの意匠になりました。

復刻版はコブなしになったヘッドバンド。ここは装着感にも繋がりますが、結構賛否があるようですね。

内部。ここも変わっているらしいのですがよく知らん。

ヘッドバンド部分。ここも若干変わっているようです。

ちなみに何処が変わっているかは価格.comマガジンの以下の記事が分かりやすいです。
自分はオリジナルをあまりよく知らないので参考にされてください。

ちなみに「澪フォン」としては漫画およびアニメでは結構簡素化されて描かれているのでどちらかと言えば復刻版の方が見た目は近いですね。

標準プラグなのでスマホやポータブルアンプなどの携帯機器はミニプラグはこういう変換ケーブルを使って使いますが、ものが大きくケーブルもそこそこ重いので機器の負担を考えるとケーブルタイプの変換プラグを別途購入した方がいいかもしれません。

こんな感じ。置いて使うならどうにかなりそうですが持って使うとちょっと怖いです。
まぁ後述しますが外で使えるようなヘッドフォンでもないので潔くヘッドフォンアンプ使っちゃうのが良いかもしれないですね。

スタンド。

写真では雑に置いてますが、ケーブルを後ろから出せる溝もあり結構しっかり作ってある感じ。

音質評価

 

高音の伸びもよく低音もちゃんとしたアンプを使えば前評ほど出ていないこともない。
開放型なので籠もったような雰囲気もなく非常に聞き取りやすい。かなり良い。

特に破裂音が小気味よい感じでサ行も刺さらず良い感じ。また、声質でいえば女声ボーカルは非常に良く響き男声ボーカルは力強い感じで聞こえる。リスニングヘッドフォンとしてはかなりよい感じです。

左右の分離も当然良い。

映画などを見る際のヘッドフォンとしてもかなり音質が良く臨場感もよい。
ただしモニターヘッドフォン寄りの音質なのでアクション映画などの迫力がある映画にはちょっと物足りない感じ。やっぱそういう場面で使うならSONYとかパナみたいなドンシャリ傾向のメーカーを選ぶべきですね。
もしくはパイオニアみたいなDJ系。

ちなみに遮音性は開放型なので全くなく、外の音が普通に聞こえてくる。
逆に音漏れも音漏れなんて言うレベルではなく、ほぼ丸聞こえになります。

感覚としては音質、遮音性、音漏れ全てが耳横に高音質スピーカーを置いてるような感じ。
なのでこのヘッドフォンを屋外や図書館などの静かな場所で使うのには向きません。まぁそもそも大きさ的にもそんな用途に買うようなヘッドフォンじゃないですが。

インピーダンスが62Ωもあるので携帯機器で使用するのは少々難しい。
写真のスマホでは最大音量でなんとか聞こえるレベルになる。ただ、ウォークマンだとそれなりの音量レベルでそこそこ鳴るしノートPCなら割と鳴らせるようなので、そこまで激しく扱いにくいヘッドフォンというわけでもない。

ただしやはり携帯機だと低音が弱めなのである程度のヘッドフォンアンプを導入するとかなり印象が変わると思います。必須とは言いませんが利用推奨レベルですね。

総合評価

構造上他人に音が聞こえては困るような場所では全くといって良いレベルで使えないが、そういった問題がないところでリラックスして音楽を楽しむのならこの価格帯では頭一つ抜きん出て良いレベル。

ただ、このヘッドフォンは通常の30Ω前後のヘッドフォンと比べると鳴らしにくいレベル(単純計算で倍、体感では3倍以上の音量設定にしないと同音量にならない)で、音源の荒も結構目立つのでこのヘッドフォンを満足に使おうとするならDACとヘッドフォンアンプかDAC付きヘッドフォンアンプや高音質DAPなどで+1万円以上の投資は見込んでおいた方が良い。

しかしながら、オリジナルモデル初版価格は10万円近かった訳だが、復刻版は初版でも3万以下、今は安いところでは2万円を切っているので3万円予算で買いたいヘッドフォンとしては十分おすすめ出来る高音質ヘッドフォンである。

付け心地も悪くなく、若干きつめなような気もしますが重さが重さなので十分なホールド感を得るためにはこれくらいになるのかなと言うくらい。
ホールド感が強めだが長時間付けていても痛みや疲労感はない。いやまぁ重いのでさすがに丸一日付けてたらちょっとはくるかも知れませんが、個人差はあれど2~3時間なら全然問題ないです。開放型なので熱や湿気も籠もらず非常に快適。

いつも音の定位を表現するのに使ってるボーカルとの位置関係は自分の目の前でアーティストが歌っているかのような感じ。音の定位も非常に良い。

実際見た目が良いのでファッションヘッドフォンとしても十分実用的なんじゃないでしょうか。まぁファッションでヘッドフォン買うならパナのRP-HTX70とかみたいなオシャンティで安いヘッドフォンもあるんですけどね。

ちなみにヘッドフォンの価格帯と音質の相関関係としては基本的に1万円までは確実に値段に比例するがたまに音質の良い高コスパ機もある。1~2万円は値段なりに推移し、それ以上は多くの人にとって十分な音質は最低限確保されており、後は好みの問題なので試聴必須といった感じです。

というわけで今まで他のレビューで顔出ししてきたヘッドフォンのレビューでした。
ヘッドフォンのレビューは主観が入ってしまってあんまり乗り気じゃないんですが今回はネタもないので書いてみました。

さて次回ですが、一緒にするか迷っていたトールボーイスピーカーをレビューしようと思います。時期的には2月の2つある連休のうちどっちかで更新出来ればなあといったところです。
それでは。

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