さくらのジャンク箱ロゴ

Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真のブログ @なんと20周年

スピーカー買いました YAMAHA NS-F210(B)

この記事は2年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

自宅ホームシアターがだいぶ完成してきたが、スピーカーがアレだったのでトールボーイスピーカーを買いました。
今回も防備録的な記事になります。また、例に漏れず音の感想等は参考程度に聞いておいてください。

購入動機

最後にスピーカーを買ったのは4年ほど前のDALIのスピーカーですが、これはこれで音は非常に良く現在もPC用メインスピーカーとして利用しています。
ホームシアターはそれ以前に使っていたNS-BP200をとりあえず使っていました。しかしながら、音……はまぁ及第点ですが大きくて無骨なのが微妙でした。スタンドもないのでスタンドを買うか良い感じのスピーカーを買うかという所でして、そんな中でテレワーク中にラジオ通販番組(長崎の奴)を聞いていたら「そう言えば昔はトールボーイスピーカーセットだったなぁ」と思いだし。そうだ、トールボーイスピーカーなら……ということで今回これを買いました。

機種選定

まずトールボーイであること、あまり大きすぎないことを重要な要件としました。
本当ならメインで使っているDALIと同等のものが良いかな?やサラウンドシステムを構築しようかなとも思いましたが、どうせ音声ソースがプロジェクターのライン出力なので音質は最低限でもよくまずトールボーイスピーカーがどういうものなのかが分からないのでとりあえず最安の物を買ってみることにしました。

で、去年の夏頃に価格ドットコムで価格順ソートして一番安いのにしました。
YAMAHAなのでそこまで悪くはないだろうし、定価も1本1万円後半なのでそれなりだろうと言うことでこれにしました。

ヨドバシカメラで2021年7月16日に注文1本6820円2本で13640円でした。(7ヶ月は温めすぎだろjk

写真

箱。
真ん中に比較のコミックを置いてますがかなりデカいですね。
この箱なら2本入るのでは!?というところですがある程度重量もありますしこんなもんでしょう。

箱も丈夫で適度なサイズなので車いじりをするときの為に倉庫に保管しています。

箱を開けるとこんな感じ。

緩衝材は発泡スチロールですがこのサイズだと他の梱包材は向かないでしょうからね。

内容物は左から保証書、ごく普通のスピーカーケーブルと冊子類、取扱説明書となっています。

開封

スピーカーは3コ付いていて上下が8cmのウーハー真ん中が2.2cmツイーター。

周波数特性は50Hz~45kHz。サイズ的に仕方ないですが下がちょっと足りないですね。まぁウーハーを追加しましょうって言うことでしょう。
インピーダンスは6Ω音圧86dBなので大抵のアンプで普通にならせると思います。

本体下部にはヤマハのロゴ

下部裏側

バスレフポートとコネクタ、名盤などは全て下に集約されています。

コネクタはあんまり高級感はない。2コ100円とかで売ってそうな奴。

設置。(ほぼ写ってないレベルのギリギリな写真なのは色々察していただければ

サランネットを取り付けた感じ

工作

プロジェクターから音声を出力している都合上スピーカーを設置している場所のほぼ真裏にアンプを配置しなきゃいけないのでちょっと工作します。

スピーカー配線は弱電だし今回は樹脂モールを使うので電気工事士の資格等は不要でしょうが、このスピーカーの最大電力が流れると26V位の電圧になるようなのと、今回の工法は通常の電気工作物として流用も可能なものになる、電気工事と見做される可能性がある部分もあるので心配であれば専門の業者に依頼するなどしてください。ステープル(コの字の釘)などで壁などに打ち付けずに固定しなければ基本的に大丈夫なはずです。

今回は音質は二の次なので安いスピーカーケーブル、端子を終端に使い、電気工事用の端子台とカナレの4S6(写真は別の電線)とそれに合う圧着端子を使用しました。
全部バナナでつなげられるならバナナプラグはもうワンセット必要ですが、今回のアンプは既製品で芯線を差し込むタイプなので反対側のバナナプラグは不要です。

アンプから端子台と端子台からアンプはスピーカーケーブルを用いて端子台間をカナレの4S6で繋いで線樋(樹脂製モール)で覆って配線しました。

モールや端子台の取り付けは好きにやってください。うまく配線すればこれらの施工は不要でしょうし今回は省略します。

スピーカー側は取り外しをしやすいようにバナナプラグで。別に芯線でも良いですがこの方が見栄えも良いしなんか通っぽい感じがするし操作性に優れるので安いものでも使えるならバナナプラグを使うことにします。
今回購入したプラグは半田付けタイプでしたので施工法方は省略します。

配線。Y端子側は説明がないですが以下の端子台間と同じなのでそっちを見てください。

別のケーブルを使用したときの写真ですが端子台はこんな感じになる予定です。

端子台は基本的に端子間(上の写真の白い部分)に線番や名称を書き込んで使いますが今回は柱に取り付けるため視認性を考えて端子カバーにテプラで作ったシールを貼ることにしました。

こんな感じに。ちなみに12mmのテプラでちょうど良い感じに半分になります。
中の記名板に記名するなら6mmのテプラが良さそうです。

端子台間の配線を作ります。
材料は以上の通り。

上段、左からビニルテープ、絶縁キャップ、Y形の裸端子、おやつ
下段、配線のカナレ 4S6、ワイヤストリッパ、圧着工具、電工ナイフ。

配線は必要な長さに切って使います。上記では撮影のために短くカットしておいています。
端子は1.25-Y-3.5。端子台はこれに合う4ピンのタイプを。

今回のスピーカーがだいたい4Aくらい流せるようなのでそれに合わせて0.6mm程度のケーブルを使用します。
今回使用した4S6はAWG24相当で0.51mm、1本の状態でおおよそ3.5A流せます。若干足りないようですが基本的にスピーカーを最大で使うことはないので十分です。
最大で使える防音設備が整った家と強靱な耳があるか、キャンプ場貸し切って流すみたいな用途なら別ですが普通は0.5mm、大きくても0.75mmあれば十分です。
その割にはぶっといケーブルを使ってる人は多いですけどね。まぁカッコは太い方が良いですからね。

工具は参考までに。別にもっと汎用な工具でも、端子は安い圧着工具や最悪ペンチとかでもいいでしょうけど、ちゃんとした工具を使うことで接触不良やそれに伴う事故が起きなくなるので高くても一万円程度ですし1つ持っておくといいです。

剥きます。このタイプの線は鉛筆を削るように剥いて後から切り込みを入れて剥くと剥きやすいです。

中に入っている布や紐などの介在材料は切りとります。
べつにそのままでも良いでしょうが不格好なので切りましょう。

剥いた根元の部分は別にこのままでもいいですがビニールテープなどを巻いておくと見た目が良くなります。
更に今回は介在材料があるので巻いておくことをおすすめします。

こんな感じで剥き、絶縁キャップを付けます。

剥きしろは端子に合わせて調整します。絶縁キャップはここで付けておかないと通せなくなるので必ず付けるようにします。
最悪なくても良いですが、あった方が接合部の保護や見た目の問題からよいでしょう。絶縁キャップには規則や慣例的に色の決まりが一応ありますが、今回はキャップ以外の部分で判別が出来るので黒で統一しました。

分けるのであればプラスが赤、マイナスが黒などで分けます。

裸端子はこの向き(端子がある方をへこんでいる方に合わせる)で使います。
ちなみに数字は使用する線の太さではなく使用する端子の規格で合わせます。

ラッチ付きの高い圧着工具を使うとこうやって1つカチッと押さえておけば端子が固定されてこの状態で配線を通したり調整出来るので超楽です。

配線を通して圧着します。
上の写真は撮影用に最後の1回を残して止めていますがラッチ付きの場合完全に圧着が完了しますと自動で開くので自動で開くまで圧着しきってください。
今回の大きさなら工具が持てるなら子供でも握りきってしまえば問題なく圧着出来るはずです。

これを4本分、両端計8コ作ります。片方はあらかじめ作っておき、もう片方は配線後に施工するときっちり作ることが出来ます。壁に固定しないなら作っておいてどちらかで巻いておけばOK

設置完了。

音質評価

一応上から下まで出ているが、いつも使っている音楽用に比べると明瞭さは劣る音綺麗な音ではない。同じ値段を出すならブックシェルフ型やアクティブスピーカーの方が数段高音質であろう。
とはいえ音楽鑑賞にはとりあえず耐えうる音質で悪いというわけではない。

筐体が長く低音を増幅しやすいためウーハーサイズに見合わない力強い低音が出るのでウーハーは要らない。

シャリが少し弱いドンシャリ傾向で迫力はある。音楽リスニング用のスピーカーとしては物足りないが主にホームシアターのメインかリア用スピーカーとして使用されるタイプのスピーカーであるのでむしろこれはメリットと言って良いだろう。悪く言ってしまえば現在のペア価格の値段なりの安っぽい感じの音であるがよく言えば迫力があってノリの良い音であると言える。

音声は聞き取りやすく女声も男声もしっかりと聞き取れる。

スピーカーの絶対値としてはあまり音がいいとは言えないが、値段とメーカーが想定している用途(ホームシアター)を考えると割と理想的な音であって入門用としては十分なスピーカーであると言える。

総合評価

ということで音も値段なりには悪くなく、お求めやすい価格でデザインもよくコンパクトなので32~60インチくらいまでのテレビの横にちょうど良さそう。
それ以上だともうちょっと大きいスピーカーがバランス的に良いかもしれない(というかこれ以上のテレビだと多分最初から本体に入ってるスピーカーと同等かそっちの方が上なので)

小さく安価なシステムなら十分メインとして使え、それなりに高価なシステムでもリアスピーカーとしては十分な音質なのでホームシアター入門用の(そう言えばそもそも入門用ってなんやねん)スピーカーとしてはベストバイだと思われる。
一応周波数大域的にハイレゾにも対応しているしね。

以上です。

さて次回ですが、いい加減必要な物は揃ってホームシアターも完成し、ネタも尽きてきたので来月の更新はないかも知れないです。
コロナが落ち着いて写真でも撮りにいければもしかしたら来月後半で何か更新出来るかも知れませんが、そろそろ車検も控えているので散財も出来そうにないですし、最悪5月までネタがないかも知れません。

近々に公開した記事の続報などはちょいちょい記載すると思います。

それでは。

総閲覧数:667 PV

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください