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Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真の備忘録てきなブログ @なんと20周年

BenQ製プロジェクター MH550 レビューとプロジェクター購入のちょっとしたアドバイス

この記事は4年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

皆様ご無沙汰しております。Sakura87です。

6月9日に我が家にも無事特別定額給付金が振り込まれまして。幸いにも新型コロナウイルスの家計としての影響は軽微だったので、各人好きなように使うと言うことで特別定額給付金でプロジェクターを買いました。正確には振り込まれる期日が概ね分かったので先行して貯金を崩して買いました。

あと一つ買ってますがそれはまた今度
⇒記事を書きました。 アイオーデータ機器 EX-LD4K432DB レビュー

購入したのは上記のベンキュー製のプロジェクター。
NTT-Xにて6月7日に注文、翌日入金確認がなされ、発送。9日昼頃に届きました。

※前置きが長いので手っ取り早く商品レビューだけ見たければ以下のメニューで「開梱と説明」まで飛ばしてください。

購入動機と機種選定

上記の通り定額給付金で経済を回そうということで。
その中で色々考えていましたが、昨年度に買おうとしていたプロジェクターを買うことにしまして、以下の条件で探していました。

  1. 国内メーカーもしくは台湾メーカー製であること
  2. 3LCDもしくはDLPであること
  3. 光源は問わない
  4. 55000円もしくは総額で11万円まで
    消費税分は自腹切ろうと言うことで。
  5. HDMI端子がある
  6. WXGA以上のパネル解像度
  7. 3m程度で80インチが投影できる
  8. 2000lm以上のランプであること
  9. 垂直台形補正があること。
    水平もあればなお可
  10. 出来ればスピーカー付き

と言う条件で探していて、最初は54000円台の国内メーカー製のEPSON EB-W05かNECのNP-MC332WJLで考えていましたところ。
やはり今持っているチャイナなプロジェクターより上を目指そうと(この2機種でも明らかにこれより上ですが)価格帯がおなじくらい(6万円前後)でパネル解像度がフルHDな当機を見つけました。本当は国内メーカー製に絞って考えていましたが。もう一つ買う物を国内メーカー製にするのでこちらは、まぁBenQなら台湾だしいいかなぁと。

それでも最終的に2週間近く悩んだ末、やっぱり解像度を取ろうとこっちにしました。水平台形補正など魅力的な機能がありましたが、デジタル補正なので水平補正しても補正後がSD相当になりそうな感じでしたので。今回は水平補正を諦めることにしました。

それで結局NTT-Xで59800円で購入。予算より4980円オーバーしていますが、総額は11万円を超えないようにもう一つの方を5万円以内に納めることにしました(ちょうどその製品が値下げされて5万円以下になったので)

プロジェクターの性能の違い

プロジェクターを選ぶ場合において、参考になりそうな知識を書いておきます。

光源の違い

プロジェクターの投影方式はまずは光源の違いでLED・水銀ランプ・レーザーがあります。

水銀ランプ

昔からよくある光源。自動車のディスチャージヘッドランプとかHIDだとか言われている光源。普通。

水銀ランプはリーズナブルで光量が稼げることから、広く一般的に使われているが高圧電源が必要になる上水銀を使っているので今後は徐々に使われなくなる物と思われる。
ただし、現状専用の部屋を作らず日中カーテンを閉めた程度の暗さでもそれなりに見える程度のホームシアターを安くあげようとするなら必然的に水銀ランプが選択肢となる。

最近はある程度改善されているが演色性は低い。

LED

最近ナウい方式。小型のモバイルプロジェクターから大型まで幅広く使用されている。
演色性が高く、小型化が可能で長寿命な光源。カラーフィルターなしで簡単にRGBで分けることが出来るのでDLP方式との相性がよい。
高圧電源を必要としないため回路設計も安価に出来ることから、比較的低価格な物にも使用されている。ただし、しっかりした物を作ろうとするとそれなりの値段になる。

安いタイプに使われるLED光源は水銀ランプ並みの性能で光量が低く寿命だけ長いものがある。買えるならLED光源を選ぶべきだが、LED光源だからといって必ずしもよいとは限らない。
同じ性能・同じ価格帯・同じ発売時期で水銀ランプ光源が多い場合は、無難に水銀ランプを選んだほうがよいかもしれない。低価格帯でLED光源の場合は方式や演色性は要確認である。特に演色性についてはRa80以上の物を探すのがよいと思われる。

レーザー光源

演色性が非常に高く長寿命で数万ルーメンも余裕な超明るい光源。ただし低解像度モデルでも6万円~と。なかなかのお値段。
演色性もよく、ある程度小型で光量も稼げるので。ハイエンド機種に採用されています。

光源の違いだけなので画質への影響は実際に映像を表示する映像装置に比べればそこまで大きくない。パネルの方式や機能を優先して決め。その中で一番よい方式を選ぶとよいです。
簡単ですが以下にまとめました。

方式 画質 光量 寿命 価格 消費電力
水銀ランプ
LED
レーザー ×

※上表は水銀ランプを基準にしています。
なお、LEDの価格は低性能モデルもあると言うことである。それなりの性能を得ようとするのであれば水銀ランプに比べれば割高である。

水銀方式がリーズナブルで最も普及していますが。他の方式に比べると寿命が圧倒的に劣るため、最新の物で1万時間(1日2時間使用して13年)程度です。
家庭で使用する分にはランプの寿命よりも性能的な寿命の方が先に来てしまうと思います。

水銀ランプの場合は交換できるようになっていますが、本体価格の半分程度しますので。ランプ寿命を考えるとランプの寿命=本体の寿命と考えてよいと思います。

なお、100インチ前後でプロジェクタのランプ輝度は真っ暗に出来る部屋や夜のみ使用するのであれば500ルーメンもあればよく、100ルーメン以上のモバイルプロジェクターでもよいと思います。100ルーメン程度のプロジェクタでそこそこ値段のする物は、光学的に無理をしていないものも多く、意外と光源が豪華だったりもするので案外選択肢としてはアリです。
明るい部屋や日中のあまり真っ暗に出来ない部屋で使用するのであれば2000ルーメン以上は確保したいところです。

今回は部屋が比較的明るいので2000ルーメン以上を条件としました。

映像装置による違い

ハードウェア的に一番画質に関係するのが映像装置の方式です。

DLP方式

DMDデバイスという半導体上に超小型の鏡を無数に配置し、これの角度を変えることによって光を反射して絵を描く方式。
鏡の位置は投影方向とその逆側の2パターンがあり、これを高速で制御することで階調を実現している。また、応答速度が速く残像が少ないという利点がある。
DLPユニットは通常1つのユニットで単色しか表現できないため、カラーホイールというカラーフィルターを搭載した円盤を回転させ、色を切り替えるか、RGBのLEDおよびレーザーを搭載して点滅する色を高速で切り替えることでフルカラーを表現している。もしくは3つのDLPユニットを搭載し各色を独立させて分担させ、プリズムなどで合成して色を出す方式も存在する。

カラーホイール方式の場合には常に3分の2の光を捨てているので同じランプの光量では3DLPやLCD方式に比べると暗くなる。また、採用しているカラーフィルターの色の違い、回転速度の違いによって数種類存在し、速度が早いほどカラーブレイキングという映像の中にチラッチラッと別の色が見える現象が発生しにくい。
採用するカラーフィルターの色の違いはRGBと言う基本色の3色を使った方式の他、ホワイトや黄色などの色を加えた方式、RGBを2回繰り返した方式があり。RGB以外の色を採用したモデルはRGB方式の輝度不足を補うため、RGBを2回繰り返すモデルはカラーブレイキング対策(一周あたりRGBが2往復するので)や画質の向上といった効果を目的としています。

なお、DLPユニットを3つ搭載してRGBを混合して投影する方式もあるのですが、これは非常に画質がよくカラーブレイキングも発生しないので映画館などで採用が増えています。
本来であればこれをおすすめしたいのですがなんといっても高価である。なので家庭向けで画質を求めるのであればRGBLED方式かRGBRGBのカラーホイール方式を選びましょう。ただし他の方式でも十分な色再現性はあるし、メリットも違うので予算と相談して決めましょう。無理に予算を増やすならいっそ3LCDに行くのもアリだと思います。

HDMIなどのデジタル信号を採用した映像ポートを使用すれば、パネルまでフルデジタル化が可能なので、色再現性高い、画質劣化が少ないと言ったメリットがある。

安価な物では2万円前後から、高価な物もあり、小型の物も存在する。

LCD方式・LCOS方式

LCD方式は通常の液晶と同じように、液晶に光を当てそれを投影する方式です。
小型プロジェクターでは主流の方式で枯れた技術であるため安価に製造できる。LCD方式とLCOS方式の違いは光を透過させるか反射させるかの違いで基本的にはどちらも同じ液晶方式です。
DLP方式と違って常時すべての光を採光し、すべての光が無駄なく使用されるため色によって光量に差が出ることがなく、発色が安定しているという特徴がある。

方式としては古い製品や安価な製品には液晶モニタと同じように液晶1枚で投影している物があるが、最近は3LCD方式も安価になっているので、ある程度の価格帯であれば基本的には3LCD・3LCOS方式である。
値段はピンからキリまであり。1万円以下の安価な製品も存在するし1000万円を超える物まで存在する。

DLP方式に対して劣る点は残像が発生するというところ。とはいえ最近の液晶ディスプレイの応答速度が改善しているようにこの欠点も克服されてきている。

CRT方式

古の方式であり古いプロジェクターに採用されている。
ただし一般向けではなく、古い設備の残る映画館などに残るのみ。もしくはそれらから取り外された物がいくつか中古として存在する。
非常に大型の設備で数100kgの物が主流。設置場所も限られるため今時扱うような物ではない。一部マニアが好んで使っている。画質は非常によい。

特徴をまとめると以下の通りです。

方式 画質 寿命 小型 価格 応答速度
DLP
LCD/LCOS
CRT × × 参考

ということで、今買うなら3LCDかDLP方式かなと。
3LCOS方式も選択肢としてはよい。ただしあまり安価な製品はない。

光源に関しては各社とも低価格帯はLED、中価格帯は水銀(ビジネス向け)、高価格帯はレーザーといったラインナップのようです。ただしLEDに関しては低価格~中価格帯で散見します。
方式に関してはEPSONが3LCDメイン、それ以外がDLPがメインのようです。また、LCOS採用はSONYやVictorといった音響・映像系メーカーの物が多いですね。NECのように両方扱っているメーカーもあります。

それ以外のポイントとしては映像処理エンジンや電源の品質なども映像に影響してきますが。そこは分からないので実物見るしかないですね。

今回は最後まで低解像度の3LCDかフルHD DLPかで迷っていましたが、最終的に解像度を優先しました。

前置きが長くなり恐縮ですが、それでは本題です。

開梱と説明

外箱。BenQ製品の購入は2回目(前回は液晶 FP91GP)ですが、箱のスタイルはほとんど変わってないみたいですね。

開けたところ。スッカスカですね

内容物。
下段が本体で上段は左からAC電源ケーブル、VGAケーブル、リモコンと電池、取説等となっています。

本体。便k……ホワイトを基調としたシンプルで上品なデザインです。
まぁ質感は値段なりですけどね。

手動のズーム(上)とフォーカスリング(下)でした。

レンズ。それなりに小さめでキャップ等はないので破損や埃、汚れに気をつける必要があります。

端子部。

端子類の説明

左からオーディオ入力(上)出力(下)、HDMI端子x2、その下が電源、中央の青色の囲いの部分がVGA端子。左が入力で右が出力。VGA出力はVGA端子の映像しか出ないので家で使う分にはあまり意味がないです。オフィスで使う場合も、昨今は比較的HDMIが普及しているのであまり利点はないかと。その下がRS-232C、隣がUSBで、この二つは制御用っぽいです。

USB端子はマニュアルにも(多分)言及がないですがPCと繋ぐとリモコンのPAGE切り替えキーでスクロールが出来るっぽいです。プレゼンなどで使用する場合はある程度便利に使えると思いますが。せっかくならもう少し機能があってもいいような……。

RS-232Cはマニュアルにも言及がないし接続図にも存在がないので多分メンテナンス用なのかと思います。もしかしたら繋いだら制御できるのかもしれませんが、マニュアルにも記載がないし、今時RS-232CポートがついてるPCなんて持ってないので……?あった気がするけどまぁ。

裏面。レンズ付近と左中央、下部中央にあるネジ穴が天吊り用の穴。
歯車みたいな物がついている上部中央の足と下部右の足で角度調整が出来ます。下部の足で左右、上部の足で上下の角度調整が出来ます。

操作パネル操作性はそれなりによい。

まぁ見たままだが、左から状態表示ランプ、電源ボタン、リモコン受光部、真ん中の円が十字キー、特に何もない状態で左右が音量調整、上下が台形補正。この二つは持ち運ぶ用途ならよく使うのでここで一発調整できるのはよいですね。流石ビジネス向け。
その下の3つ並んだボタンが、戻るボタン、メニュー、VGA入力用の自動調整ボタン。
十字キーの隣がソース切り替えボタン。何度も押すタイプじゃなくて押したらメニューが開いて十字キーで選択する方式。その隣がエコブランクボタン。電源オフではなく一時的に画面を消灯したい場合に使います(ランプまで消えるわけじゃない)

リモコン。

入力切り替えはリモコン2段目にあるPCIがVGA、HDMIがHDMI、SOURCEが本体のソースボタンと同じものですので、こっちで切り替えるのが楽だと思います。
まぁ自動検出がありますけどねえ。

機能と画質面

注意

これから画面を撮影した物で色味がおかしい部分がありますが。これはDLPの投影方式とカメラの相性による物で、実際の画面はもう少し鮮明に写っています。

また、スクリーンは専用スクリーンではなく以下の採光式のロールカーテンを使用しています。

もう少しちゃんとしたスクリーンを使用したら、表記されている内用に変化があるかと思います。(少なくとも悪くなることはありませんが。

最初に電源を入れると言語選択が出来ます。まあ当然日本語にも対応しています。

表示。PS3のメニュー画面ですがきれいに表示されています。

BDを再生してみました。(ガールズ&パンツァー 最終章 2話
非常にコントラストが強く色再現性もある程度よいです。

メニューはこんな感じ。詳細メニューと簡易メニューが選べまして、画質に関しては結構細かい調整が出来ます。

文字も非常に鮮明でドットの格子もないですしフルHDなのできれいです。

1/90のシャッタースピードなので1フレームよりも早いですが、残像もなくよい感じです。

 

右が元の画像、左が当機で投影した画像。前述の通DLP方式の影響で少し色味がおかしいですが、実物は元の画像にもう少し近いです。
カメラの色味もなるべくニュートラルになるように撮影しました。少し鮮やかさが落ちているようですが、コントラストは非常によく。画質も十分合格点です。

スクリーンに使うカーテンを採光タイプから遮光タイプに変えてみました。

実写。(T-34 レジェンドオブウォー 通常版
採光スクリーンでも十分コントラストは高かったが、遮光スクリーンにすることで裏に抜けて反射する光がなくなり、反射率も高くなった感じで、流石DLPといった感じ。非常にコントラストが高く鮮明である。

アニメ。作品名は……まぁ画像に出ているので。
特に明るいシーンのコントラストと、青色の彩度が改善したように思う。

総合評価

フルHDと言うこともあり非常に画質もよい。
DLPの特徴であるカラーブレイキングが少し見られるが、そこまで激しくはない。

メーカーの説明から分かるとおりビジネス向けのプロジェクターで、流石に映画用の各種色・映像規格に準拠した映画用プロジェクタに比べれば劣りますが、映画用のプロジェクターとして使用しても普及型のテレビレベルの画質はありますので、十分に高画質であまり部屋を暗く出来る環境でなく、色再現性よりは光量を取りたい場合は十分選択肢としてアリでしょう。

動作音は静か、と言うほどでもないがうるさくはなく、内蔵スピーカーでも映画を見ている限り気にならず、ヘッドフォンを使えば無視できるレベル。

音響関係に関して、この製品には2Wのスピーカーが1つ搭載されています。聞き取りにくくはない、スピーカー自体はよい物ですが。なんせ2Wでモノラルなので「あったら便利だよね」くらいの物です。単に会話が聞き取れればよいレベルの物であれば十分使えますが、これより高音質なスピーカーが今時5000円も出せば手に入りますのでスピーカーは別途追加されることをおすすめします。

音声出力は、一応ヘッドフォン直差しでも音は鳴りますし音量は十分とれまが、出力が弱いのか低音が出ていないスッカスカの音になります。
アンプを繋げばスピーカーを使用しても十分低音が出ておりノイズも少なく高音質。なので5m以上の長いスピーカーケーブルを使う必要がある事がどうでもよければHDMIの音声信号をプロジェクターで受けて音声出力からスピーカーなどに繋ぐのも十分あり。しかし、2chであるし、できれば音声は再生装置から直で出力した方が高音質であると思う。

最後に明るさですが、3500lmあるので、日中カーテンを閉じた程度の暗さの部屋でもはっきり見えますし、さらに照明を付けてもある程度コントラストがあればテキストと図画程度なら読めますので、映画は無理にしても簡単なプレゼンテーション程度なら使えます。(使えますって言うか、ビジネスプロジェクターなんだからそれがメインのような……。)
夜になれば明るいシーンならこれで生活できる程度には明るくなります。(部屋がアレなので画像はありません。)

ということで、特別定額給付金でプロジェクターを買ってみました。画質もよく非常に満足です。なお、明るさやコントラストが調整できるようですが、デジタル補正のためランプ自体の輝度は変えられませんでした。

(だいたい)1ヶ月ほど使って(2020年7月4日追記)

主にアニメを見てみましたが、発色も問題なく、ちょっと焦点距離が長いのが欠点で部屋の隅っこで見ている感じです。
うちの部屋が15畳(7畳の部屋をニコイチした部屋)なので80インチサイズでもそれなりに余裕がありますが。4畳半とかだと天吊りなどを検討した方が良いかと思います。

内蔵スピーカーも「とりあえず聞ければ良い」というレベルでは十分で、会話はバッチリ聞こえます。高音域の音質はそれなりによく、低音は全く出ません。ローカットフィルターなどでカットしてるレベルででません。音声出力はイヤホンで聞いてもノイズがほとんど無いようなレベルです。

不満点と言えば入力切り替えと起動が遅めなのと、明るさが調整できない点ですが、起動時間は基本的にはプロジェクターは遅めで高速起動を謳ったプロジェクターを買わなければみんなこんなもんなのかなと。ランプについてですが、標準モードだと明るすぎるのでLamp Saveモードか、Smart Ecoモードで使用するとちょうど良い感じです。
おすすめはSmart Ecoモードです。映像に合わせて最適なランプ状態を選んでくれるようなので、臨場感も増しますし落ち着いた感じになります。

概ねの評価は変わりませんが、改めて言うなら本格的なホームシアターを構築するのであれば力不足感は否めないですが、週末に大画面や複数人で映画やテレビ(サッカー中継とか)を見たい程度のホームシアターを構築するのであれば十分実用的な範囲です。値段も手頃ですしおすすめできる機種です。

更新履歴

  • 令和2年6月15日(月)
    画質と機能面を加筆修正しました。
  • 令和2年7月4日(土)
    だいたい1ヶ月使用した感想を追記しました。(他一部文書微調整あり)
総閲覧数:356 PV

“BenQ製プロジェクター MH550 レビューとプロジェクター購入のちょっとしたアドバイス” への7件のフィードバック

  1. OYOYO より:

    記事とても参考になります。

    もし、お時間あれば、お返事ください。

    紹介された機種か、LGのPF50ksかで悩んでいます。現状、値段はほぼ同じ。持ち運びは想定なく、室内で映画鑑賞用にと考えているのですが…

    • Sakura87 より:

      コメントありがとうございます。

      LGの該当機種は実物を見てはいませんが、機能面ではLGの方が上のようで、例えば無線関係の機能が充実していてバッテリーもあるので、室内で持ち運ばないと言っても、配線の手間や片付けが楽などのメリットがあります。

      映画鑑賞用に作っていて光源がRGB LEDゆえに、画質面ではMH550よりは上でしょう。
      ただし、光源のランプの明るさはMH550が3,500lmでLGの方が600lmなのでMH550概ね6倍明るいということになります。部屋を暗く出来れば600lmの明るさでも問題ないですが、日中の室内で使用する場合は概ね2,000lmを超えていないと視認性に問題があるでしょう。

      夜しか見ないか、部屋を完全に真っ暗に出来るのであればLGの方が優位、部屋を暗く出来ずとにかく明るさがほしいのであればMH550。機能面ではLG。といったところでしょうか。

      • OYOYO より:

        早々のお返事、ご丁寧にありがとうございます。とてもありがたいです。

        カタログ掲載のスペックは一通り比較したのですが、ご指摘いただいた「映画鑑賞用云々」は、結構違うものなのでしょうか?(BENQはビジネス用ですよね)

        また、コントラスト比、LGは全般的に非常に高いのですが、ここら辺も鑑賞で違いが見えてくるものなのでしょうか?

        LGの映像の質を重視したいものの、携帯性のためか、BENQと比べるとどっしり感がないというか、そういう感触としてちょっと心配しています。

        • Sakura87 より:

          コメントありがとうございます。

          > ご指摘いただいた「映画鑑賞用云々」は、結構違うものなのでしょうか?(BENQはビジネス用ですよね)

          一般的に映画鑑賞向けのプロジェクターの方がビジネス向けよりも画質が良くなるように作っています。ただし、それは基本的には同じメーカー内で差があると言うことですので、違うメーカーでどちらがいいかというのは一概には言えません。ただ、MH550はビジネス向けで光量を稼ぐように作ってあるので、一般的に画質は劣る物と考えて良いと思います。
          この二つを見比べてどの程度差があるかは、LGの方を持っていないのでわかりません。

          どっしり感といっても、こちらも2.3kgしかないですし、プラなので安っぽい感じであり、どちらも安っぽい感じでしょうから、気にせずに携帯性優先で良いと思います。持ち運ばないとしても、持ち運びしやすい=片付けに場所を取らない。ともいえますので、後は明るい部屋でも十分見られる方(MH550)か十分暗く出来るので機能と画質を取ってLGの方にするか。ということになるかと。

          一番はどちらも見比べてみることで、そうしなければ答えは出ないでしょう。
          もし見る機会がないというなら、一番妥協したくない部分を妥協せずに買うことをおすすめします。

          なお、最後になりますが。LGの方は1Wと小さめですが一応ステレオのスピーカーが内蔵されていて、対してMH550はモノラル2Wなので、そこも注意が必要ですね。

          それでは。

          • Sakura87 より:

            言い忘れていました。

            > また、コントラスト比、LGは全般的に非常に高いのですが、ここら辺も鑑賞で違いが見えてくるものなのでしょうか?

            基本的にはコントラスト比が大きければ大きいほど、黒と白の差が大きくなり、特に暗いシーンの表現が豊かになるます。ただ、コントラスト比はLGが上ですが、正直どちらも10,000:1以上のコントラストがあるので、画質に関わる部分としては、光源の種類や色の出し方など、コントラスト比以外の部分の影響の方が大きく、あまり気にする必要はないと思います。

          • OYOYO より:

            重ねて、ご丁寧にありがとうございますm(_ _)m疑問に思ってた点が解消されました(^-^)

            画質を重視したいので、LGを基本に考え、あとは価格を念頭に、今週末には購入しようと思います。

            当初は中華製の2万円前後に目がくらんでいました(記載スペック)が、3周くらいして、今回の候補に行きつきました。BENQの記事とても参考になりました。ありがとうございます。

          • Sakura87 より:

            お役に立ててよかったです。

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