作成日時:2023年05月14日 16時24分12秒
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買っちゃったぜ☆
購入動機
前の車を購入して3年、快適では無いが不満が出るほどでも無い程度で可も無く不可も無い感じの車でしたが、車検を受けたタイミングで自分のではなく家族の車が不調になり買い換えを検討していました。
次は中古でいいかなと話をしていたところに「変な中古買うくらいなら俺の車のローン払ってくれるなら乗れば?」と試しに聞いてみたところなんとOK貰えたので買い換えました。
走行7万キロのヴィッツ 特別仕様車ですが、残債が80万円ほどあり中古相場を見てみると検討時点で相場よりちょっと高いかなといったところでした。家族が次の車の頭金として貯めていた範囲で一括清算したので、ちょっとおつりが来たみたいでちょっと古くなってきた部品とか変えてました。
という事で自分の車が無くなるので新しい車を買いましたとさ。
車種選定
県内にトヨタ九州の工場が3箇所もある関係で、知り合いにトヨタの社員が複数名いますので基本的にはトヨタ縛りです。
本当はもう少しお金を貯めて、それなりの頭金を確保して買い換えるつもりだったので(前回もそんなこと言ったな)GR86とかGRヤリス、GRコペンなんかがいいなぁと思っていたところでしたが事情が事情でしたので少し車種のランクを落として普通の車を買うことにしました。(そもそもコペンはともかく他の2種はお金があっても実際のところ車幅の関係で買わなかったと思う)
前回が妥協の塊だったので今回はあまり妥協をしたくなく、トヨタの電気自動車はKINTO専用車種か超小型車しかないので今回は間を取ってハイブリッド車にすることにしました。
トヨタのハイブリッド車としては現在20車種ほどあります。その中で燃費の改善も考慮に入れて今とあまりい維持費が変わらないとなると総額300万円程度までということになりますが、そうなるとヤリス、アクア、カローラシリーズ、シエンタ、ライズあたりが候補になります。
サイズ的には5ナンバーが良いので幅1700以下で限定するとヤリス、アクア、シエンタ、カローラアクシオ、ライズあたりまで絞り込めます。
この中でシエンタとカローラは基本設計がヴィッツと同じなのでせっかくだから新しい設計のTNGA勢がいいなと除外(発注時にはまだ新型シエンタなかったです)ライズも4WDの1000cc ターボなんて言う面白そうなメカを積んだグレードがありますが、今回はハイブリッドを買う予定なので候補から外しました。一応、ライズにもハイブリッドがあってダイハツの新開発エンジンですがヤリス・アクアとあまり値段が変わらなかったので。
ということで残ったヤリスとアクアで暫く悩んでいまして、特に悩んだのが搭載バッテリーの違いでプリウスにも搭載されて最近流行のリチウム電池が搭載されたヤリスか、新開発でパワフルなバイポーラニッケル水素電池にするかとというところでした。
それで元々前のヴィッツがニッケル水素電池という事でハイブリッドをパスしたところもあり今回はリチウム電池搭載他、納期などの問題もありましたので総合的に考えてヤリスになりました。
ヤリスとアクアの違いについて
縁があって購入後にレンタカーでアクアを2週間程度他人の金で(やったね!)借りる事がで来たので乗り比べてみました。アクアがFFとヤリスがE-Fourでサスペンションなどが違いますが概ね以下のような感じです。
ヤリスよりもアクアの方が収納が多くて車内も広いです。また、全長がちょっとだけ長いので直進安定性が良く乗り心地も良い。
走りはヤリスに関しては後述しますが、ヤリスがキビキビと気持の良いハンドリング、加速をするのに対してアクアは穏やかで運転しやすく加減速しやすい加速をするようです。
乗り心地は流石にダブルウィッシュボーンなヤリスがよかったですがトーションビームとしては十分乗りやすかったです。
例のシフトも見た目よりも誤動作は少なそうな感じで、ATよりもMTのシフトチェンジに感覚が近いのかなと思った次第です(MTなんて教習所出てから運転してないけど)
なのでシエンタほど乗らなくてもいいけど5人フル乗車する事が多かったり、少しでも多く荷物が積める方がいいような用途であればアクアの方が良いんじゃないかと思います。
キビキビ走って運転してて楽しいヤリスか、扱いやすくスムーズに走る運転していて楽なアクアと言ったところ。
グレード・オプション
グレードですがせっかくなので一番良い奴(Z)のさらにリアサスペンションがダブルウィッシュボーンらしいのでE-Fourにしました。車両本体価格が254万8000円でオプションを値引ありで30万円分くらいつけ、乗り換える予定の家族の車を下取りに出し総支払額が300万ちょっと切るくらいでした。
取り付けたオプションは以下の通り
- アクセサリコンセント(AC100V 1500W)
- パノラミックビューモニター・寒冷地仕様
- TV・オペレーター付ナビキット
- モデリスタインパネセット
- モデリスタシートカバー
- マット、バイザー、ETCほか
車載ACコンセントはずっと欲しかったのでOPで付けました。これは1500Wあるので単体使用であれば一通りの電気器具が使えるので下手に新たなインバーター買うよりもお得かなと。
パノラミックビューモニターは販売員に勧められたので取り付け。家の前の道幅が狭いので少しは役に立つかなと。
TVやナビキットはせっかくなので一番良い奴で。TVは殆ど見ないですが見ないことはないくらいには見るので。
DVD・CDプレイヤーは無くても困らないので付けませんでした。TVよりは全然使用頻度は高いですが今は他の選択肢があるので。
モデリスタのインパネとシートカバーは両方で9万円もしますがキャラメル色のオシャレな感じでよかったので外装色と合うかなと思って。
革シートが欲しいならヤリスのオプションでもっと安く付けられますが色味が全然好みじゃ無かったので。
他は今時標準装備になってそうな装備を一通り。バイザーは要らない気もしますが、バイザーが付いてないのってなんか違う気がするんですよね。
ヤリスに300万とかバカなの?カローラかGRヤリスRSでよかったのでは?って言うかGRコペンの方が安いのでは?と思うところもありそうな値段ですが、私もそう思います。
GRヤリスRSにしなかったのはGRヤリス買うなら1600ccターボのものと決めていたのと、ほとんど受注停止でギリギリ受注できるタイミングだったのですが納期が1年以上かかるということで買い換え予定車の車検の関係から時間切れで買えず。カローラは前述の通りなのと、買えるサイズのカローラが設計が古かったところもあるが、もう全店舗全車種が買えるのをすっかり忘れていたので考慮に入れなかったです。
GRコペンは見積もりも出して貰いましたが店員にやんわりとヤリスに軌道修正させられました。納期も微妙に間に合わなさそうだったので。
ヤリスと言えばSUV系のヤリスクロスが人気ですがそもそもSUVは家に入るか不安なので。R33より小さいのであれば入りそうですが、今回は候補から外しました。
色については前回、白は事故率が低いと言うことで白にしましたが・・・。
結局白にしたところでバカは突っ込んでくる。ということで今回は好きな色にすることにしました。
ヤリスと言えばCMのコーラルクリスタルシャイン がかっこよくていいし、アイスピンクメタリックもおっさんが乗るにはフェミニンすぎな感じですがなかなかよい色でしたが、やっぱり青系かなぁということでダークブルーマイカメタリックかシアンメタリックを考えていましたが最終的に丁度実車が止まっていたダークブルーマイカがよい感じだったのでこれにしました。
実際買ったあとにすれ違うヤリスを見ていると茶色じゃんと思って候補から外したアバンギャルドブロンズメタリックがかなりいい色だったのでちょっと後悔しました。
あと買う時点でオプションから無くなっていたみたいですが黄緑色とか意外と良い感じでした。
色々と悩んだ結果、2022年の2月末に注文して9月末にディーラー着、日程の都合で10月8日納車となりました。概ね7ヶ月かかったことになります。
本体画像
車外・フロント周り
フロントはプジョーとかワーゲンを大胆にパクった欧州車を意識した花江夏樹が声を当ててる高校生キャラみたいな顔立ちに。(そうか?
3代目ヴィッツと比べるとだいぶマイルドになりましたがまだ初代に比べるとだいぶ高校デビューしたイカツイ顔ですね。
エンブレムはネッツ店の謎エンブレムからトヨタ純正エンブレムに
ライトはZグレードなのでLEDで。フォグはオプションのバイカラーの奴です。
ヘッドライトは最上位なのでフルLED3灯式。GもメーカーOPでLEDにできます。
個人的には3灯式はごちゃっとした感じがあるのでハロゲンのヘッドライトの方が好みですね。ロービームが2灯になってオートレベライザが不要になったからマニュアル式が付いてますが、相手が眩しくないようにちょいちょい調整するのは面倒なので出来ればオートが欲しかったですな。
三ツ目式LEDライトで写真右のライトがハイビームです。下のラインはウィンカーを兼ねたデイライトで対向車の同型車種を見る限りではなかなか視認性が良いです。
オプションのバイカラーフォグ
バイカラーフォグLEDだけど色が変えられるので豪雨の時とか便利なんですが、変え方がフォグ高速オンオフという少々面倒な方法なのでもうちょっとどうにかしてほしかったなと。
ちなみに、これが付いていることでバンパー交換となった場合、そこそこのお値段になるようなのでご注意ください。なお。
パノラミックビューモニター用のカメラはミラーにも付いてます。なおこれも(ry
リア部分
リアはフロントほどの派手さはないがオシャレな感じ。
ヴィッツも含めれば4代目ですが、リアはフロントほど意匠が大きく変わってはおらず、流石に今風のシュッとしたデザインになってますが割とキープコンセプトな感じですね。
なんならスターレット時代から雰囲気は同じですね。まぁそこまで言ってしまうとフロントだってそうじゃん?って言う感じですけど。
ブレーキランプ
ブレーキランプは最上位のZが標準でフルLEDの「フ」のブレーキランプ、GがメーカーOPです。
ハイブリッド車の証!最近デザインが変わりましたね。
ちなみにちょいちょい見える範囲でヤリスリアのエンブレム見てますが、この前ようやっと山奥でE-Fourの同車種と遭遇しました。
ヤリスのE-Fourは時速70kmまでのアシストになるの本当に実用四駆なので九州の平野部とかいう降ったら別に家に出なくてもいいような地域はあんまり選ぶ人いなさそうです。走りの四駆を目当てに買う人ならガソリン車か、そもそもGRヤリスにいくんじゃないかと。
ガソリン4WDもそんなに見ない、なんなら四駆のヤリスならこの辺はGRヤリスの方が見る感じですね。
といってもアシストが効いている時速70kmまでは割としっかりとしたパートタイム四駆の動きをするのでそれなりには恩恵があるような感じですね。
まぁ、ガソリンの四駆モデルと比較したわけでもなく前回四駆を乗っていたのは3年も前なのであんまり参考にならなさそうですが。
例に漏れずミラーヒーター目当てで寒冷地仕様も入れたので北海道でも安心ですね。
下のバンパーにはバックライト。オプションでリアフォグランプを付けた場合はここが兼用になるようです。
4WDモデルはリアがダブルウィッシュボーンになるらしいです。
これをダブルウィッシュボーンと言っていいのかというのは議論があるようですが、一応構成としてはダブルウィッシュボーンの要件を満たしているようです。
第3はAWDのダブルウィッシュボーン式リアサス。同形式はスペックの高いクルマに使われることが多いが、ヤリスのものは全長4mアンダーという短いボディのリアアクスルに電動AWD用のモーターを設置するのが目的。昭和時代に時々見かけたパラレルリンクストラット式のアームを縦に並べたような2リンク式のシンプルな構成で、省スペース性が追求されている。トヨタのBセグメントハイブリッドAWDが欲しいという雪国ユーザーにとっては朗報だろう。性能追求型ではないため、FWDモデルに同サスペンションが採用されることはないとのことだ。
ということなので、特に性能のためにダブルウィッシュボーンにしたわけではないようです。しかしながら、乗った感じトーションビームとは明らかに違い、舗装が痛んだ道路での乗り心地は上のようなのでこれを目当てに4WDにしても良いんじゃないかなぁと思います。
リアのE-Four用モーター。5馬力程度の小型モニタですがアシストには十分です。
アンテナは流行のシャークフィンに。感度はヴィッツのアンテナを垂直に立てたときとほぼ遜色はない。問題なし。
側面
全体的にスラッとした意匠ですがヴィッツと仕様上の数値はほぼ変わりません。ホイールベースが40mm拡張されたことと黒色パーツが多用されている、後部のラインが鋭角になったことによるイメージの変化でしょう。
ヴィッツ(購入車両) | ヤリス(購入車両) | |
全長 | 3,945 | 3,940 |
全幅 | 1,695 | 1,695 |
全高 | 1,500 | 1,515 |
ホイールベース | 2,510 | 2,550 |
※単位はmm
ホイールは純正があまり好みではなかったので標準スチールホイール+キャップとしてあとで社外品を注文しました。オプションで16インチにも変更できますが15インチの方がタイヤが太い分乗り心地はいいかなと。
エンジン
エンジンは新開発の直列3気筒1500cc M15Aエンジン。搭載されているM15A-FXEはハイブリッド用エンジンで出力が91馬力最大トルクが120N・mのエンジン。
排気量的な系統としては1NZ-FXEの後継になりますがM20Aエンジンの3気筒版という設計です。
1NZと比べて15馬力、トルクは10N・m改善されており排気量はほぼ同じながら高性能になっています。
個人的には6気筒・4気筒大好きなので3気筒になるのは残念ですし、1気筒減ると言うことはコスト削減が大きいのだろうなと思っていましたが、まさかガッツリと性能アップした新型が来るなんて思ってなかったですね。
音や振動
音や振動ですが6気筒には全く敵わず、質の良い4気筒には劣る3気筒のエンジンだなといった感じでお世辞にも静かで綺麗な音じゃないです。安っぽい感じ。
しかしながら、3気筒のエンジンとして考えるとかなり静かで振動も少ない方です。4気筒でも低価格車に使われているような安もの4気筒よりは振動も少なく、音も綺麗な方です。最近の3気筒はなかなかいいですね。
特に走行中は通常下道で巡航する程度の回転数(~3000rpm)ではその他の振動にかき消され、集中すれば聞こえる程度なのであまりエンジンが動いている感じはしません。
このエンジンについては意見が二分しているようですが、低評価の意見は恐らく質のいい4気筒や6気筒エンジンと比較しているか、元々消音材が多めの車種に乗っていたのではと思います。
モーター
モーターは1NM型交流同期電動機。80馬力141N・mを発揮します。同型のモーターが4代目プリウス等にも搭載されていますがそちらより8馬力ほど出力アップしているようです。トルクは下がってますが。
購入したE-Fourはこのほかに後部に1MM型モーター(5.3馬力52N・m)が追加で搭載されています。
ヴィッツに搭載されていた1LM型より19馬力ほど上がっているようです。こちらもトルクは下がっているようですが。
システム総合で116馬力の出力(2WD)ということなのでE-Fourは1180kgですからPWRは10.1程度なので悪くないです。特にトルクは始動時に二つのモーターでアシストするのでパワーモードで踏んだらレガシィに肉薄する加速をしますね。
内装
内装はこんな感じ。所々あるキャラメル色のパーツはオプションのモデリスタパーツです。
66,000円の合皮シート。
合皮で6万って高いのでは?というところですが車外製品でもいいものは同じくらいするようですし最近は合皮も性能が良かったりする、何より色味がいいので少々高いですが付けました。
ただやっぱり合皮でパンチ加工もないので少々蒸れますね。
なので昔からあるビーズタイプのシートカバーを買いました。
シートはイージーリターン機能付。このレバーを引くことで位置決め用の固定を維持したままシートを目一杯後ろに下げられます。乗り降りはもちろん、清掃時なども位置が簡単に戻せるので良いです。
高級車にあるような電子制御でポジションを決定できるようなものではないだいぶアナログな機構を使ったものみたいですがなかなか便利です。
操作系
操作系のスイッチはこちらに集中。
上段、パノラミックビューモニター手動始動スイッチ、レベライザ。
下段、AC電源オン、フロントワイパー、ステアリングヒーター、オートハイビーム。
上段右から2つめはアドバンストパークを付ければここにVSCをオフにするスイッチが付くようです。
自分のドライビングポジションだと少し手が届きにくいので、よく使うレベライザとかもう少し使いやすい位置にあればいいかなと思いました。
シフトはオーソドックスなタイプ。エアコンはフルオート。
センターコンソール付近にスイッチが3つありますが、上(シフトノブ側)からドライブモード、VSCオンオフスイッチ、EV走行モードスイッチがあります。
アドバンストパークを装備した場合はここの一番上がそのスイッチになり、VSCが運転席ドア側に移動して1つズレます。
エアコンの下にはシートヒーターの切り替えスイッチがあり、真ん中にUSBポートがあります。奥に見える円形の物体はシガーソケット。
USBポートは純正ディスプレイオーディオに繋がっていて音楽用のUSBメモリやAndroid Auto・Apple Carplayなどが利用できます。
計器類
フルデジタルで中央に色々な情報が表示できる液晶と各種状態表示ランプ、左がドライブポジションとハイブリッドのインジケーター、右が速度計と燃料メーター、水温計。
黒バックに丸いメーターやインジケーターが出ているあたり、若干零士メーターっぽい感じがありますね。
左はエンジン車だとタコメーターになる模様。
ただ個人的にはデジタルなメーターよりはアナログメーターの方が好きなんですよね。アナログメーター。
ディスプレイオーディオ
最上位なので8インチ版が付いています。初期装備で車両システムにも食い込んでいるので交換不可ですがモニター系のオプションを付けなければ外して社外のオーディオを付けられるキットは一応出ているようです。
これらのオプションはディスプレイオーディオにメイン制御があるようなので外すとこれらのオプションが無駄になりますので外すなら付けないのがいいと思います。また、外す場合でも万一必要になったときのために外したディスプレイオーディオは保管しておくのがいいと思います。
ハザードランプはこの下にあります。
純正オーディオの音質
純正オーディオというと必要最低限の音質と言ったイメージがありますが、ヤリスZの6スピーカーシステムはそこまで悪い音ではないです。流石に10万円以上のシステムに換装するのであれば音質差はあるでしょうが、スピーカー単体で2万円以下、システム5万円程度で換装を考えているなら換装してもあまり音がよくならなさそうな程度の音質はあります。下位モデルの2スピーカーシステムは追加する意味は十分ありそうですが。
傾向としてはドンシャリで一般向けな感じ。特にドンが強くてフラットでも25以上の音量(結構大きめ)にするとウーハーが要らない程度。しっかりとした低音が鳴ります。高音もあまり上までは鳴ってないですがCDの範囲であれば十分綺麗に鳴ってくれます。ドンシャリといっても中間が埋もれているわけでも無い感じで、ナビゲーターの声やボーカルは音量を上げなくても十分明瞭に聞き取れる感じ。
ただ、デコーダーが悪いのか、USBに入れた音楽データの音質はそこまで良くないです。悪いというわけじゃないですが、なんか一歩物足りない感じがある。
テレビの受信感度は上々。ただしサイド引いてないと映らないので。
スピーカーは見た感じとネット情報によれば6つとも普通の紙コーンスピーカーっぽいデス。
前のヴィッツに付いていたようなペラい純正スピーカーっぽいですが音質は上がっています。ただ、前のヴィッツもそこまで悪い音では無かったため、音質向上に関してはスピーカーよりもボディ剛性が上がったことなどが影響していそうですが。
音量に関してはUSBメモリ基準で20程度が常用音量、停車時やあまり速度が出ていない場合だと15程度でも十分な音量があります。
ラジオだと送信所から近いと15でも五月蠅いくらいになります。AGCとか付いてないんでしょうかね。雨の日や高速走行時はちょっと20では聞こえづらい場面もあり、22~25程度にする必要があります。
ステアリングリモコン
左のステアリングスイッチ。こちらはメーター中央の情報画面や音量、音声認識、通話に使用します。
左側はクルーズコントロールや警報系の切り替えとオーディオのモード切替、曲送りボタン。
慣れの問題ですが、元々左手で停車時にナビの曲送りを押していたので、個人的には曲送りと音量は逆の方が良かったですね。
始動スイッチ
始動スイッチはハンドル左側に移動。恐らく何かあったときに助手席から切りやすくしたんだろうと思うけど今までが右だったのでまだ違和感がある。
パワーウィンドウとドアノブ
ドアノブは奥に引っ込んでいる変わったデザインに。
パワーウィンドウは4枚ともオートが付きました。
奥のつまみはミラー調整、その隣がミラー格納。中立でオート、奥に倒せば開き手前で閉じます。
その手前が集中ロックとウィンドウロック。
ここはまぁ普通ですね。
ドア下部にある程度のものが入れられる収納が。ペットボトルの他、折りたたみ傘、小さめの鞄くらいなら入ります。
室内灯とSOSボタン、その手前に見えるスリットはハンズフリー、音声認識用のマイク。
救急装備等
トランクの蓋を開けるとタイヤ修理キットと牽引フックが入ってます。グレードや追加オプションにもよるだろうが、ケースはある程度の空きがあるので三角表示板や軍手、その他工具など追加の必要なものも入れられます。
オプションのACインバーター
右がACインバーター。左はE-Fourモーター用のインバーター。(多分)
その辺のACインバーターよりも大きな1500W出力のインバーターが載っているので家電単体であれば15Aコンセントに刺さるほぼ全ての家電が、複数使用でもレンジと冷蔵庫を使ってもちょっと余裕があるので災害時の電源としてもある程度使用できます。ただし、家電によっては使えないものも有るようです。
1500Wまで使えますので、グラフィックカード付のデスクトップPCと4kモニタも使えます。
だいたいこのシステムで300W切るくらいなのでもう5台分は使える計算で、1000Wくらいまでのハイスペック機を詰んで外出先でのRAW現像や動画編集、山の上でキャンプしながらLANパーティとかいけますね。
どうやってこれを車に固定するかといった問題は出てきますが。
総合評価
新しい車ということで調子に乗ってほぼフルOPな状態で買ってしまいましたが、非常に良いもので20年の進化を如実に感じ取れました。
やはり最近の車は性能が良いし安全性や合成も上がってていいですね。しかしながら、人間というのは欲深いもので、これだけ色々とハイテクな車を乗ると次の車は鉄仮面くらい何も付いてない自分の手で動かす車を乗ってみたい気もしますね。(鉄仮面だって当時はハイテクだった気がしますが)でも次となると3年乗っても26年、5年乗れば28年ということになるのでもう流石に次は電気自動車なのかなという気もします。
ハイブリッドでよく言われるブレーキの感覚の変化は、確かにガソリン車に比べると違和感がありますが、余程の坂道を下って回生ブレーキが完全に効かなくなったとき以外はそこまで大きく変わらないかなといった感じ。
E-Fourについては必須装備と言うほどでもないですが、雪道や荒天時の安定性が上がるので余裕があるなら付けておくといいと思います。それよりリアサスペンションが変わる恩恵の方が大きいかなと思いますが。
家族で使用するにはちょっと物足りないところもありますし、収納がヴィッツからそこそこ減ったので不便にはなりましたが、1人の利用の移動車両としては十分な性能で走りも良く、車重も軽いので競技車両ベースとしても比較的良いのではないでしょうか。といったところで非常によい車であると思います。一言で言うなら「いい。」ですかね。(それアクアの奴やん
まだあまり長くは走ってませんがヴィッツよりは疲れを感じにくいです。レガシィに比べると少し劣りますが値段を考えたら全然・・・いうても新車価格30万くらいしか変わらんか。
走りについて詳細
走りについてもう少し詳しく話すと、一般的な加減速が少し難しい気もします、特に減速は最初の効きが強く効くというよくあるトヨタのブレーキなので慣れてないとカックンとなってしまいますね。
停車時も停車寸前で一瞬少しブレーキを戻して止まるのがエコドライブですが、うまくやらないと加速してしまうときがあります。流石に1週間程度で慣れましたが、この辺りのフィーリングは少しじゃじゃ馬寄りかなといったところ。
その代わり加速と減速性能は非常に優れていて、高速の合流ではスムーズな合流が出来、急な飛び出しなどの急減速では今のところブレーキが甘いと言ったことは感じません。
ハンドリングもキビキビと思い通りのハンドリングが出来、おかしな動きをすることもなく直進性も良いです。
ドライブ支援機能は特にクルーズコントロールと車線逸脱時の操舵支援を拡張した車線中央をキープしてくれる機能の合わせ技で高速道路ではある程度の範囲で車間やカーブをトレースしてくれるので特に高速道路で長距離移動するときなどの疲労感が半減しました。レガシィに乗っていたときに比べてもまだ疲労感が少ないです。
しかしながら、操舵支援に関しては誤認識もそれなりにあり、その際に車線中央まで戻そうとするのでそこが若干気持ち悪い感じがします。支援機能はあくまで支援機能なのですが、完全オフにはできず、オフにしてもエンジンを再始動した時点で有効になる(センタートレースはオンオフを記録している)のでそこがちょっと微妙かなと言ったところです。
とはいえ全体的な完成度は現行モデルも3年目となって非常に成熟してきたので良い感じです。
燃費について
概ね25km/l、上手に乗れば30km近く走ります。ただし気温が10度を下回ると急に燃費が悪化して20~25くらいの数値になりますね。
これはE-Fourなので2WDモデルよりは若干燃費が落ちますが、ガソリン車の4WDと2WDの比較よりは燃費の落ちが小さいようです。
やはりエンジンが動いてない距離が長いほど燃費は伸び、概ね80kmほど通勤で往復しますが、土日家に居れば2週間持たないくらい、出かけても県内であれば1週間は持つ感じですね。
せっかくなのでGW中の記録を。4日と6日に他県まで出かけました。郊外・市街地・高速道路のバランスもありますが、概ねカタログ燃費に近い数値は出ています。
と言うわけで純正でも大変満足な車となりましたので今のところドラレコ装着したのとホイール以外の改造はしていません。この二つはこの記事に含めようと思っていましたが、結構な量になりましたのでまとめて別記事に書き出したいと思います。
前の車から外したウーハーとアンプがあるのでウーハーくらいは装着しようかなと思っていますが、純正のスピーカーでもイコライザでBassを1メモリ上げただけで十分な低音が出るため今のところ保留中です。
そんでもって次回ですが、上述の通りヤリスの小ネタが1つとモニタキャルブレーターを買ったのでその話を書ければと思います。時期としては6月、7月中くらいになるのかなと。
その他没になりそうなレベルの小ネタと、GW中に撮影した写真がいくつかありますがそんな感じです。
そろそろ工作も再開したいところですが今のところネタが無いので・・・。
それでは。