作成日時:2011年05月04日 11時14分40秒
更新日時:2016年02月23日 21時30分57秒
この記事は13年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。
約2年間使ったS001とおわかれをし、auのIS03でスマートフォンに戻ってきました。
IS03というのはauが2010年11月26日に発売したスマートフォンで、
シャープ製。OSにLinuxベースであるAndroid2.1を採用(4月に2.2へのアップグレードを公開)
スマートフォンでありながらいわゆるガラケー機能であるワンセグにお財布携帯、LISMO!を搭載したあの残念スマホ WILLCOM 03のような機種である。
(WILLCOM 03とは、フルキー付きのスマホだが、イルミキーがクソであり、
その上回線はPHSの128Kbps 電池が驚くほど持たない そもそもWMなのが罰ゲームな残念端末。 お財布携帯は付いてない。)
【基本スペック】
OS Android2.1(2.2へアップグレード可 この記事では2.2へアップグレード済み)
CPU Qualcomm QSD8650(ARM系CPU Snapdragon 1GHz GPU入)
メモリ 512MB(RAM 380 VRAM 132MB)
通信 au(EV-DO 3.1Mbps) W-LAN(b/g) Bluetooth(2.1 EDR HID非対応)
カメラ 957万画素 CCD AF
記憶域 500MB(microSD 32GBまで対応)
画面 3.5インチ 640×960(326dpi) 65536色
詳細(メーカーサイト)
Wikipedia
IS03はディスプレイにシャープ製のNewモバイルASV液晶を搭載し、
解像度はiPhone4と同じ960×640(326dpi) 同時発色数が65536色(16bit)
静電容量式タッチパネルを搭載していて、マルチタッチが可能。
なお、画面下段にサブディスプレイが搭載されている。
このサブディスプレイもタッチ式になっていて、ホームボタンや検索ボタン
戻るボタンにサブメニューキーなどが表示される。
メイン画面が表示されていないときは時計などの情報が表示されている。
いくらかカスタマイズしているが、初期時は主なものが1ページ目に集約されている。
タッチパネルなのでアイコンも大きめで押しにくいといった印象はない。
1画面に12個まで収録でき、下に主に使うアプリを3つまで登録できる。
初期状態は電話 メール ブラウザの3種類がプリセットされている。
メニューはデスクトップ画面にて9個点が並んでいるアイコンを押すと開く。
ブラウザ
標準で搭載されているブラウザは、Apple WebKitベース(Safariと同じ)
機能的には並だし、そこまで軽いというわけでもないが、結構マトモなブラウザが搭載されている。ページを全体表示や、拡大機能も付いていて、タッチパネルベースのスマートフォンに特化したブラウザ。
2.2にアップグレードすることで、Flash10.1も表示可能になり、ニコニコ動画などのPC向けページのほとんどが表示でき、最近はアニメの公式ページもフルフラッシュなことが多いので、どこぞの今風Newtonと違ってページ閲覧時に重要な情報が見れないということもない。
(重要な情報をFlashで表示するサイトもどうかと思うが)
UAは Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.2.1; ja-jp; IS03 Build/S3251)
AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
このように、Flashを使ったページも完全に表示できる。
ニコニコ動画を表示した状態。
コメント並で通常のニコニコ動画の画質の動画ならソコソコなめらかに表示できる。
ワンセグも受信できる。
ワンセグも傾けることで全画面表示になる。
比較的電波の強いところならアンテナは出さなくてもだいたい受信可能。
画面は非常に精細で極め細やかな画質である。
画質も有機ELの非常に高いコントラスト比には敵わないが、ソコソコきれいである。
ただし、どちらかと言えば液晶テレビみたいなど派手で印象強いカラーではなく、
信号に忠実で性格な色といったところでしょうか。PSP 初代~2000の液晶みたいな感じの発色。ただ、同時発色数が65536色なのが少々残念な感じで、1677万色あればよかったのにというのが率直な感想。現にGALAXY Sなどは1677万色表示できているんだから。
多分ディサでうまくごまかせる同時発色数よりも解像度を取ったのだろう。
現に、スマートフォンに限って言えば、960×640と言う解像度は、このIS03以外に、
iPhone4だけである。
背面はどことなくラピュタのロボット兵を思い出させるデザインで。
黒い大きい部分にカメラと赤外線。その横がフラッシュ(ロック画面にてシャッターキー長押しで点灯可能)そして比較的大きめのスピーカー搭載。ただしモノラル。
トップにはワンセグアンテナとイヤホンジャックが搭載されている。
このイヤホンジャックは普通のφ3.5のイヤホンジャックで、一般的なイヤホンやヘッドフォンを接続することができる。
【その他】
スマートフォとして珍しくお財布携帯に対応している。
このフェリカ機能を使えば、コンビニなどで小銭不要になるっぽい。
これに関しては使ったことがないので知らん。
あとなんかFMトランスミッターとかいう変な機能がついている。
これはどういう機能かというと、たとえばおまいらが電波ソングを聞いているとき、
そこにカーステやラジカセがあれば、電波ソングを電波に乗せてそのラジカセで電波をキャッチして電波ソングをより多くの人にゆんゆんできるシロモノである。
ゆんゆんといえば、福島県立清陵情報高等学校は無事だったのだろうか…。
回線速度についてはそこまで遅いというわけではない。
ちなみにスピードテストの結果はこんな感じ
タッチパネルはちょっとじゃじゃ馬。
補正機能があるが、補正機能で補正した指と指の姿勢以外だとミスが多い。
よってゲームには向かない。ただ、タッチパネル事態がゲームに向かないというのは、
WILLCOM 03のイルミキーで分かっていることなので。
まぁ、この問題はおそらく静電容量式特有の現象だろう。
音質は並。とはいえ普通の普及価格のヘッドフォンなら気持ちよく鳴らせるほどの能力はあるので、そんなに悪いDSPを積んでいるというわけでもないようだ。
レスポンスは並。S001よりはいいくらい。
サクサクやキビキビとはいかない。3段階評価で言えばもっさりの分類に入る。
しかし、ストレスが溜まるほどではない。タッチしたらすぐに反映される。
画面回転もそこまで時間がかかる感じもない。
動画もYouTubeの720pと同規格の動画であれば比較的スムーズに再生できる。
フルHDは再生できない(ただし、サードの動画再生アプリをインストールすれば見れる。
その場合ハードウェアデコードが使えないので5FPSほどしか出ない)
デメリットというか欠点は
ともかくバッテリーが持たない。
1日2時間程度のWEBブラウジングで1日持たないくらい。
(6時にACから抜いて19時に電池が切れるくらい)
せめての救いはどこぞの今風Newtonと違ってバッテリーの交換ができることか。
サードパーティのデカバかモバイルブースターもしくは充電池+単体充電器必須である。
また、OSを2.2にアップグレードすることで若干電池の持ちがアップする。
1週間使った感想としてはこんな感じである。
個人的にスマホはWILLCOM 03で切ったのだが、このIS03はかなり使い勝手のよいものとなっている。一つ残念なのが携帯サイトが使えないこと。それ以外はそこまで悪いとは思わない。ブラウザも標準が気に入らなければFirefoxやOperaもある
のでそれを使えばよいだろう。ただ、待ち受け画面が標準だとどうもQVGAサイズしか設定できないようなので、
壁紙を設定してくれるアプリを使うのは必須だろう。例えば自動壁紙せっちゃん。
あと漢字変換がバカなのでATOKトライアルをインストールすると幸せになれるだろう(6月に有料化? まぁ、なくてもいいけど)
と言うふうにかなり魅力的でハイパフォーマンスな機種である。
デメリットを差し引いてもまだメリットのほうが大きいだろう。
ストラップ穴があるのがうれしいところである。