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Sakura87がほぼ月刊でお届けするPCや電子工作と写真の備忘録てきなブログ @なんと20周年

チャイナな格安プロジェクターを分解してみる。

この記事は4年ほど前に投稿されました。内容が古くなっている可能性がありますので更新日時にご注意ください。

ちゃんとしたプロジェクターを購入して不要になったチャイナな格安プロジェクターを分解してみます。

左側のQCシールの他、ゴム足を剥がすと下部にネジがあります。左上に見えてる二つのネジは外さなくてもいいです。

分解したらこんな感じ。真ん中の青いのがメイン基板です。

素人が開けるな、高電圧注意!みたいなことが書いてあります。

メインプロセッサと思われるIC「TSUMV56RUET-W2」と書いているが、検索しても情報があまりなかったです。

液晶用のコントローラみたいですね。

オーディオ出力用のオペアンプと思われる部品。なんとJRCの4558Dが乗ってました。
なんか見た感じ本当にJRC製か?という感じですね。ノイズも多いし。逆に本物だった場合このIC使っててこのノイズ量ならそもそもの音源が死んでますね。

USBとSDカードのリーダーICのようでした。GL823K

メインチップ横のIC。頑張って画質調整しましたが刻印が読めませんでした。
他の写真から観察するとMS90C386Bと言うもののようで、LVDS信号を処理するICのようです。実質的にはこれで液晶を制御しているようですね。
メインICも液晶コントローラのようですが、液晶自体をコントロールする機能は無いか、別の部品が追加で必要なのかもしれません。

裏面はこんな感じ。真ん中の回路はパターンの出所的にビデオ入力用の回路でしょうか。詳しくは調べていません。

プロジェクションユニット部分を開いてみました。

液晶へのフレキにはRS_WF4301と書かれていますが、全く情報が無くよく分かりませんでした。

完全に取り外してみました。右から電源、反射用の鏡、その下にレンズ、台形補正用?のレンズと液晶、光源となっています。

液晶パネル。対角11cmなので4.3インチですね。ということはここを汎用的な4.3インチでより高画質な液晶に変えれば画質の向上が狙えるのでは?

光源LED、ミラーに反射しているXK-9かKX-6が型番かと思いきや検索しても見つからなかったです。

電源ユニット。コンデンサは謎なメーカー製。

と言うことで分解してみました。
安い割にはなかなかちゃんと作ってあるなぁと思いました。

次回ですが、今のところ未定です。近日中に返品した液晶の代金が戻ってくるので、それで新しく32インチの液晶を買おうと思いますので、多分それになるんじゃないかと。

それでは。

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